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「税込み1グラム当たり1万円の金価格」は高いのか?それとも安いのか?
「米ドル建ての金価格」は米金利や米ドル指数と逆の方向に動く傾向に
「米ドル建て金価格」の変動要因にはどんなものがある?
「米ドル建ての金価格」は、米ドルに対する希少性の高さから価値を高めてきた
量的縮小政策の中、米国の流動性は大幅な財政赤字の拡大などにより増加
今後も米政府債務残高は拡大が予想されている
2000年以降では、金価格は利上げピークアウトの頃から上昇する傾向にあった
市場は年内の利上げピークアウトを予想
米総合CPIは昨年6月の9.1%から今年6月の3.0%まで低下したが再び上昇
米総合CPIの上振れバイアスは23年7月から年末まで続く
8月の米CPIはエネルギー価格上昇が目立つが、サービス価格にも注視が必要
原油価格上昇が、消費者の予想インフレ率の上振れを引き起こすリスク
基準価額推移 ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり)
基準価額推移 ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)
2023年8月の金価格、米ドル円レートの推移
金価格が再び最高値を更新するタイミングはいつ訪れるのか?
本日の内容
資産別パフォーマンス比較
金価格は6月に下落したが、7月に入り再び上昇傾向に
6月のFOMCは金利据え置きとする一方、年内2回の追加利上げを示唆
市場は7月のFOMCにおける0.25%の利上げを織り込んでいる(7月21日現在)
FF金利先物市場は、11月のFOMCでの利上げピークアウトを予想
2000年以降では、金価格は利上げピークアウトの頃から上昇する傾向にあった
米国の景気後退確率の推移
米1-3月期銀行融資担当者調査で融資姿勢は一段と悪化した
米債務上限問題と、米地銀破綻がFRBの流動性と米国株式に与えた影響
米国における金利上昇の実体経済への波及効果
米6月の消費者物価指数(CPI)は市場予想を大幅に下回った
2023年6月の金価格、米ドル円レートの推移
基準価額推移 ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり)
基準価額推移 ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)
金価格の更なる上昇シナリオとリスク要因
①短期要因: 金先物オプション・ネットポジション
②中期要因: 金ETF需要減を上回る中央銀行・個人による需要増
②中期要因: 実質金利上昇で金ETF需要は低下傾向に
③長期要因: 通貨としての希少性が金価格の長期的な上昇のドライバーに
③長期要因: 米国政府債務残高の増加は長期的なドルの価値の減少に
歴史は示す|金は究極の資産保全の手段
過去3回の米国の金融政策の転換は金価格にとってプラスの要因に
数多くの不透明要素が存在している
基準価額推移 ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり)
基準価額推移 ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)
2024年3月の金価格、米ドル円レートの推移