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クルマのドアをあけてタブレット端末をかざすと…見えないはずの車の中が丸見えに。
内部の構造が一目瞭然です。
名古屋市中区にあるシイエム・シイが開発したプロトタイプのAR修理書。一体何に使うのか。
アプリを立ち上げ、クルマにかざして準備完了。すると…
さらに車の異常を知らせるエラーコードを読み取ると…
バッテリーと部品とをつなぐ電気系統に異常を発見!
(福山次長)「どこの部分が実際に故障が出ているのかを車のボンネットを開けたりとか、中を分解せずとも、中身を見ていけるような形で示してあげることで作業が効率化できるんじゃないかと」
脱炭素時代を見据えた電動化や自動運転など日々、進化する自動車業界の技術開発。それに伴い、どんどん専門的な知識が求められるようになりました。
(福山次長)「高機能化したりとか新しい機能が増えることでユーザーさんは当然、暮らしが豊かになってうれしくなるが、モビリティの業界でいくと、整備を担当する人たちにとっては、新しい機能や作業を覚えていかないといけないという中で、業務が複雑、煩雑になってくる」
例えば…
現在、ほとんどの車に装備されているセンサーカメラ。こうした安全装備の点検作業をするには、クルマの前に対象物をおいて調べます。
当然、マニュアルで指定された位置に正確に設置しなければなりません。
次はうしろをまわって、こちらも中心を探します。
そこからマニュアル通りに寸法を測ったり、距離を測ったりして目標の設置場所を割り出します。
エーミングと呼ばれる作業です。
そこで開発したのがこちら。その名も「楽々エーミング」
まずは車種などを指定して…
(浅井部長)「まずはこれ車の後ろのイラストですね。エンブレムの中心。この一番下の位置をタップする」
画面の中心線に合わせて…タップ。
(浅井部長)「最後にターゲット表示。振り返ると…」
画面を見ると、床に目標の設置地点がきちんと3か所、表示されました。たった1人で、かかった時間は5分です。
(日本経済新聞 宮田記者)「自動車整備業界では作業が追いつかず、車検不正や点検ミスにつながる恐れがあると懸念されるくらい人手不足が問題となっています。外国人労働者も増えている中で、誰でも簡単に点検作業が出来るこうしたアプリは作業の効率化だけでなく、我々の安全面にも大きな影響を与えている」
さらにこちらはVR体験ができるヘッドマウントディスプレー。装着すると…
自動車販売店の販促ツールとして使ってもらえればと開発しました。
(シイエム・シイ取締役執行役員 近藤COO)「今、特に自動車業界における整備、修理の環境は慢性的な人手不足が問題視されている。ARやVRの技術を使うと見えないところを可視化できたり、関係する情報をそこで見せたりすることによって、熟練者じゃなくても修理ができる環境が実現できるんじゃないかと。持続性あるビジネスと効率化というところに(ICT技術を)活用できればなと思っている」