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材料を揃えます。ストッキネット,綿包帯,プラスチック包帯,ハサミ,水を用意してください
プラスチック包帯のサイズは,手なら5.0cm(2号),足や肘なら7.5cm(3号),膝なら10.0〜12.5cm(4〜5号)が目安です
上手にギプス固定をするには,まず,患部に十分なワーキングスペースができるように患者さんの寝る方向や位置を決めましょう
ワーキングスペースのないところでは,きれいな固定は難しいでしょう
ストッキネットの長さを決めます。後ほど折り返すので,計測より少し長めに切りましょう
ストッキネットを履かせます
綿包帯を巻き上げます
包帯は玉が下にくると転がせないので,巻きにくいうえに,きつく巻いて血行障害の原因となります
包帯は玉を上にして転がすように巻き上げてください
巻き幅は包帯の幅の半分が目安です
踵のように褥瘡のできやすい場所は多めに巻いてください
綿包帯は後で折り返すので,ギプスを固定する高さより少し高いところで巻きます
プラスチック包帯を開封して水に浸します
包帯を握って水気をとります。強く握って水気をとりすぎると硬化が早く始まって,巻き終わる前にカチカチになります
最初のうちは水気を多めに残しても大丈夫です
包帯は玉を上にして巻き上げてください
グッと引っ張って巻くと血行障害の原因になってしまいます。コロコロ転がすように巻いてください
プラスチック包帯は固まるまで3〜5分かかります。固まるまで骨折がズレないように不良肢位にならないように形を整えます。これをモールディングと言います
縁が当たって皮膚トラブルを起こさないようにストッキネットと綿包帯を折り返します
縁が皮膚に当たっていたり,足趾運動の妨げになっているようであればトリミングします
ギプスカッターの刃は回転しているのではなく,振幅しています
カッターの刃を沈めた状態で横に進めるのは皮膚トラブルの原因となります。ギプスカッターは押し込んで溝を作るのが効果的かつ安全です
実際にギプスカットしていきます。この時に必ず患者さんとカッターに触れてカットしていきます
ギプスカッターだけを握っていると刃を過度に押し込んで皮膚トラブルの原因となります
ギプスカッターと患者さんの両方に手を添えて,押し込みすぎないようにカウンターをかけましょう
カットが終わりました
ギプスの割った隙間に開排器を差し込んで開きます
開かないところがもしあれば,ギプスカッターで削り足しましょう
次は反対側をカットしていきます
もしギプスをきれいに半分に割ってシャーレにしたいときは,事前に線を書いておくのもよいでしょう
反対側のギプスをカットします
皮膚を切ってしまうことはありませんが,擦れて患者さんを火傷させることがあります
「切ってしまうことはありませんが,擦れて熱くなることがあります」,「熱くなったら止めますので,教えてください」と説明して安心させてあげてください
ギプスが割れたら,下地の綿包帯をハサミで切っていきます
きれいに半分に割れました。ストッキネットは,そのまま引いて脱がせれば皮膚を観察できます