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一宮市内の河川敷。ここで今、あるプロジェクトの構想が進んでいます。
(コミュネスいちのみや 伊藤さん)「この雄大な木曽川と日本の大動脈である名神高速道路の交差点であるこの地にハイウェイオアシスのようなプロジェクトを考えていくというものです」
一宮にハイウェイオアシス!?
ハイウェイオアシスといえば、こちら。伊勢湾岸自動車道から刈谷パーキングエリアへ。目の前に現れたのは・・・大きな観覧車。
刈谷ハイウェイオアシスは…ゴーカートにメリーゴーランド。さらには天然温泉や足湯が楽しめるほか、ゴージャスなトイレ、スマートインターチェンジも備えるなど、高速道路の中にある複合レジャー施設です。
さらに、一般道からも入場可能で、近隣住民の憩いの場所としても人気。
民間のコンサルタント会社の調査による2020年度の集客施設のランキングを見ますと、刈谷ハイウェイオアシスは、ナガシマリゾート、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーに次ぐ第3位の集客数を誇っています。
そんなハイウェイオアシスがなぜ一宮にも必要なのでしょうか。
(伊藤さん)「お金が落ちる仕組みがないといけない。それがこれだった。」
それは、高速道路を走るたくさんの車。
一宮市は東に東名、西に名神、さらには東海北陸自動車や名古屋高速が集まる高速道路の交差点。そのためこんな問題も…
午後5時現在、名神の上りで一宮ICから18キロ…
行楽シーズンは大渋滞が起きる場所として知られています。そんな道を埋め尽くすほどの交通量を逆手にとろうというのがいちのみやハイウェイオアシス構想なんです。
先月30日、構想を進める市民団体が提言書をまとめ、一宮市に提出しました。候補地は、岐阜県と愛知県の県境。市の南西部を流れる木曽川沿いの冨田山公園です。公園は現在、一宮市が管理していて、面積はおよそ10ヘクタール。都市公園です。
提言書を見ますと、グランピングができる「まったりゾーン」に、飲食店などがならぶ「テラスゾーン」、「スポーツゾーン」ではカヌーやヨガなど川を楽しむアクティビティーを提供する計画です。
(伊藤さん)「メンバーの子も、自然を活用した、サップとか水辺のアクティビティーとか、そういうのをやったらどうかという話もしている。一宮といえばモーニング発祥の地なので、食べるものも楽しんでいただく。後は、メンバーから面白いのが出てきたのが、SAといえばトイレじゃないですか。川の上でできるトイレがあったらいいねとか。」
刈谷ハイウェイオアシスは豪華なトイレが知られていますが、一宮は川の上のトイレ!?というアイデアもあがっています。
(伊藤さん)「一宮といえばここ!って言うのが作りたいんだというのをみんながいって、この提言書ができた。」
さらに提言書によりますと、冨田山公園付近の高速道路には、一日平均6万台の車が走っているといわれています。車1台につき平均1.5人乗っていると仮定して…
この構想の期待度は?都市のインフラ整備などに詳しい岐阜大学の加藤義人客員教授は…
(加藤教授)「渋滞が発生しやすい場所ですのでその渋滞発生個所に近いところに居心地のいいSAがあるというの高速道路利用者にとってもありがたい話になる。ハイウェイオアシスとなると、市民がそこに行って休憩したりレジャーすることも同時にできる。マーケットは高速道路利用者・一宮市民、近隣住民という3層の構造が期待できる。」
さらに、ハイウェイオアシスの運営を民間に委託することで、公費=税金に頼らない公園の維持管理が可能になるとしています。
(伊藤さん)「人口が減少して、(市の)お金がどんどん無くなって、荒廃していく公園を次の世代に残すわけにはいかないと思うのでそれをどうしたらいい公園を残せるのかという案をみんなで出していきたい。」
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