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なんともおいしそうなウナギのかば焼き。それも大きい!
重さは400グラム。通常のおよそ2倍もあろうかという特大ウナギです。
(大村知事)「すごいね。こんな大きなウナギ見たことない」
気になる味は?
この特大ウナギが生まれたのは愛知県西尾市。
西尾市は全国有数の養殖ウナギの産地です。
全国にその名が知られる一色のうなぎ。
この地域で養殖が始まったのは、1904年。明治34年のことでした。
2009年をのぞいて、この20年、新興勢力の鹿児島県に日本一の座を譲っています。一色漁協の山本浩二(やまもと・こうじ)組合長は
(山本一色漁協組合長)「1番がいいか2番がいいかというと1番がいいのは当たり前だけれど、なかなかシラスウナギの採捕ができないので苦しい状況が続いている」
養殖ウナギの弱点とは?
(県水産試験場 稲葉さん)「養殖ウナギは大半がオスといわれている」
そしてそのオスのウナギの特徴というのが問題でした。
(県水産試験場 稲葉さん)「なかなか大きくなりにくい、そして大きくなっても身が硬くなりやすい。こういった課題があった」
そこで生まれたのが、2倍のスピードで成長する特大ウナギでした。
研究が始まったのは2017年。
(稲葉さん)「試験を行っていく中で、(1つの水槽から)71匹中65匹のウナギが狙った結果が得られた。大きなウナギができることで、ウナギ資源の有効利用につながる技術が開発できるのではないかと思った」
去年11月に特許を取得。量産化のメドがたちました。
(手でつかんだ感触は?)「(通常のウナギと)全然違いますね。柔らかいですね。自信もって出せます」
背中とお腹の境目がはっきり分かれているのはおいしいウナギの特徴。味も期待できそうです。
通常のうなぎなら1匹まるごとで1人前ですが、特大ウナギなら半身一切れで同じ量。重箱のごはんの上に敷き詰めてみたのですが…
(店長)「ん~なんかみすぼらしい・・・」
(山本組合長)「うん。やわらかい。冷たくなっても柔らかいな」
味のほうは組合長も満足。結局今回は、うな重でなく長焼を商品化することにしました。
(山本組合長)「(愛知が日本一に返り咲いたらうれしい?)もちろんそうなることを望んでいるし、生産量を増やしていきたい。その思いはなくしてはいけないものだと思う」
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