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名古屋市内のホテル。大量の宿泊客のスーツケースをカートにのせてバックヤードへ。ホテルのロビーは15階。これをすべて運ぶのは大変です。すると
まるでお掃除ロボットのような平たいモノが荷物のカートの下にするり。方向転換して・・・よいしょっ!荷台ごと持ち上げて出発しました。
勝手にエレベーターに乗って
ロビーがある15階へ
スタッフのかわりに運んでくれました。
(ホテル関係者)「コロナ禍で公共交通機関より車で来る客が非常に多くなった。車寄せの2階で預かる荷物も増えた。今まではドアスタッフ・ベルスタッフが2階までおりて荷物をロビーに挙げていた。すごく役立っている。スタッフは表舞台に立って客を迎えたいので裏舞台は任せられればいい」
この無人搬送ロボット、舞台裏での活躍はホテルにとどまりません。
トヨタ自動車の城下町、豊田市のすぐ隣のみよし市。市内には自動車産業を陰で支える会社も多くあります。
無人搬送ロボットを作っているのがこちらの会社。あの働き者が動き始めました。
センサーで回りの状況を判断しながら自由自在に動き回り、隊列を組んで一定のスピードで動きます。この光景こそが、無人搬送ロボットの真骨頂。日本の製造業の、ある工程を劇的に変える新技術なのです。
何かというと、組み立て工場になくてはならない、ベルトコンベヤーです。
(開発センター長 宝さん)「ボディーを載せるコンベアーを作る場合はかなり大掛かりな工事、床を掘ったりするんですけど、このロボットを使っていただければ工事はいらなくなります」
すでにロボットは、国内の自動車メーカーの工場に導入され、これまでの工場のイメージを一新する光景が・・・。
2台のロボットがすーっと隊列を組んで合流しました。サスペンションを乗せて、自ら車のボディーの下にいき、生産ラインを作りました。まさに、ベルトのないコンベヤーです。
電気自動車の開発を進める自動車メーカー。次々と新型車を生み出すためには、その分新たな生産ラインも必要です。ところが…
(加藤社長)「売れ筋の車種とそうではない車種というのが月によってどんどん生産が変わっていく。フレキシビリティが求められる中、なかなか費用対効果、投資コストに見合うものがあまりなかった」
その悩みに応えたのが、どこにでも自由に生産ラインを作れる自動搬送ロボでした。
(日経記者)「電気自動車の開発がスピードを増すなか、業界を影で支える設備機器メーカーなどには、生産効率をあげるための技術開発が求められています。特に多くの企業が注目しているのが、「無人化」の技術です」
この会社では、さらに無人フォークリフトなども開発中。この春、発表する予定です。
舞台裏でこそ力を発揮する無人化の技術。今後ますますその活躍の場を広げそうです。
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