礼拝と慈悲の瞑想

Q01:私は劣等感が強いです。他人へのねたみ・ひがみが強いです。以前はそんなことなかったんですが、うつっぽくなってからその傾向がすごく強くなってきました。この劣等感を頭から消して元の明るかった自分に戻りたいです。この煩悩？を消すためにはどのように生きていけば良いのでしょうか？

Q02:嘘をつかないという戒律において、弱い決意でできるものと強い決意が必要なものがあります。私は恥ずかしながら、今まで何かを挑戦する時大きなエネルギーが必要なものをやり、精神に負担が強くかかった後全てが嫌になって逃げ出して二度とやらなくなるということを何回も経験しているので、今はとりあえず大きな決意を必要とすることができなかったとしても、小さな決意で出来ることが出来たら全力で喜ぶようにしていますが、この方針は仏教の取り組みとしては良いのでしょうか？

Q03:私は自分の資産の形成のために、外国為替を使った「バイナリーオプション」という金融トレードをしているのですが、トレードをしているとつい感情的になってしまい、そのせいであっという間にお金を失うという失敗を何度も重ねてきました。そこで落ち着いた心でトレードを行うために、FXの情報発信をされている方の動画で学んだ「お金を運用しているのではなく、口座の数字を増やすゲームをしていると思ってトレードをしなさい」というアドバイスを採用してやっていくのがいいのではないかと思いました。そのように考えることで落ち着いた心でトレードを行えそうな感じは確かにするのですが、このような事実とは異なることを自分に言い聞かせることは、智慧を育てる仏道修行をする上ではよくないことでしょうか？

Q04:スマナサーラ長老が、古いお経(スッタニパータのこと？)にはどこを見てもサティの実践法が書かれているみたいなことをどこかで書いてありました。僕は『慈経』も例外ではないと思います。慈経の後半部分は慈悲を使ったサティの実践法を説いているのではと思いますがどうでしょうか？ 慈悲の瞑想でも不還果まで悟れるというよくある解説は違和感というか、『大念処経』の苦しみをなくす唯一の道という言葉と矛盾すると思います。サティの実践法を説いているなら矛盾もなくなりますし、眠っていない限り慈悲の念を保つとは結局サティのことだと思いますがどうでしょうか？

Q05:「要略経」解説（2021年4月25日）に関する質問。

Q06:「要略経」解説（2021年4月25日）に関する質問。

Q07:瞑想のことで質問があります。放置する、とは意識的に捨てることでしょうか？ 捨てる際、ラベリングは必要でしょうか？（以下略）

Q08:​希望・願望を持つことが苦しみに繋がるというお話でしたが、「生きとし生けるものは幸せでありますように」というのは、希望・願望ではないのでしょうか。自分が管理できる範囲でのみイメージして願えばよいのでしょうか。

Q09:チベット仏教では、新型コロナの問題が早く収まるように、ターラー菩薩の真言や観音菩薩の真言を唱えることを推奨しています。意志によって業が決まるとすれば、苦しんでいる人々への慈しみの気持ちで真言を唱えれば善行為となり、仏にすがるつもりで唱えれば無知のため悪行為になるのでしょうか。

Q10:因果律について質問します。4年前信頼していた人々に騙されてどん底に落ち、以来心について分析してきました。その結果、結局は道徳、平和、絆など人間は立派なことを言っても因果律にあやつられた自由意志もない機械であり、それに気づかず一生を終わる哀れな生物だと思うのです。私は人より因果律を信頼します。仏教では因果律はどう考えるものでしょう？

Q11:​輪廻について質問です。人間が天国とか地獄とかに生まれ変わると言われても現実感が沸きませんが人間が猿やゴリラや犬、または他の惑星の人間のような存在(宇宙人)など人間の精神活動に似てそうな生命に生まれ変わると言われると、とても現実感が湧きます。人間が生まれ変わる生命には傾向があるのでしょうか？それとも人によって多種多様なのでしょうか？人間が死んで来世一発で虫になってしまうようなこともあるのでしょうか？

Q12:日本の社会では、小学校教師が生徒に対して性犯罪をすることがあります。教師でなくても、大の大人が幼い子どもを狙って性犯罪を起こしています。生殖機能が不十分な相手になぜ性欲を抱くのかあまりよく分かりません。このような小児性愛者はどのようにして生まれるのでしょうか。また、その人々はどのようにしたら立ち直らせることができるでしょうか。

Q13:父親が腎臓病になり人工透析を始めました。家族と過ごす時間も多くは残されていません。本人は悟ったようになり、粛々とした日々を送っています。一つ心配があります。自分に置き換えてみると、いざ死ぬという時、はいはいこれでお終いです、と納得できるような生き方はしてきておりません。そこで質問ですが、どんな偉大な仏教僧侶でも、死ぬ時に後悔とは残るものでしょうか？

Q14:長老はなぜ色界禅定に至っていない方にヴィパッサナー瞑想を指導されるのでしょうか？一境性が十分に鍛えられていない状態でヴィパッサナー瞑想をすることは効率的なのでしょうか？

「廻向の文」と祝福の偈