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「相州梅沢庄」は、幻想的な蒼い富士に鶴が優雅に舞います。新春の朝でしょう。清々しく飛び立つ鶴の姿を、美しいワルツで歌います。各パートともに、音色の美しさと淀みのない流れを求めましょう。リズムの刻みは、決して堅く・鋭くならないように、柔らかく旋律を包み込んで行きます。
ドビュッシーの「海」の楽譜表紙になった「神奈川沖浪裏」は、富士を飲み込むかように、高く激しく豪快に迫り来る怒濤、それに挑むかのような漁船。打楽器群は、乱れることなく挑みます。そこには、漕ぎ手の勇敢な力強さを感じさせます。打楽器アンサンブルの多彩さを求め和太鼓を加えることも可能です。遠くに見える富士の姿は、波浪に飲み込まれることなく、むしろ一体となった絵となって、大きく見えて来ます。木管アンサンブルで創り出す大きな浪を背景に、雄大な富士のコラールで終わります。(櫛田てつ之扶)
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