ヒロ・マツダ　プロレスリングに対する考え方、ものの見方が私と共鳴するところが多い。やっぱり、若い時からアメリカで苦労し、カール・ゴッチの弟子になって鍛え上げられたたけのことはある。私とタッグを組んだのは昭和40年の末頃だ。テネシーでザ・メディックスから(続) #アントニオ猪木回想録

ゴングの出版元だった日本スポーツ出版社が出した最古(？)のアントニオ猪木写真集には、「A猪木とタッグ・パートナーたち」パートナーの思い出というタイトルで綴られていた。これは、ヒロ・マツダ、吉村道明、ジャイアント馬場、大木金太郎、坂口征二の5人だった。 #アントニオ猪木回想録 pic.twitter.com/vJ1P5D9Llg

カール・ゴッチ－ストロング・スタイルの鬼との対決－　当たって砕けろ！ゴッチと対戦した時の私はそんな心境だった。なにしろ、私のレスリングの師である人だ。やりにくさはゴッチの方が上だったのではないかな。私が彼から得たものは実に大きい。(続) #アントニオ猪木回想録

ビル・ロビンソン－ヨーロッパ最強の男と一度だけの対決－　ロビンソンとは、たった一度対戦しただけだったが、それで良かったと思っている。その後のロビンソンは、年々、強さが薄れてきてしまっているからだ。だが、私と闘った時のロビンソンは強かった。(続) #アントニオ猪木回想録

ドリー・ファンク・ジュニア－全てを燃焼しつくした60分間－　ドリーとはNWAの王座をかけて二度闘っているかな。どちらの試合も60分フルに闘ってのドローだったと思うが、いま思い出すのは闘い終わったあとのなんともいえない爽やかさだ。(続) #アントニオ猪木回想録

ジョニー・バレンタイン－私の力を100%引き出す男－　なんといっても、私の対戦相手の中で一番印象に残っている相手だ。彼のパンチ一発でのどが切れたこともあるほど凄い男だった。東京プロレス時代、私は初めて彼と対戦したのだか、体中アザができるほど、(続) #アントニオ猪木回想録

この猪木さんのニック・ボックウィンクル評で注目したのが、ニックが速攻勝負に出て、3本勝負の1本目を取られたという証言。パンクラスで話題になった秒殺劇は、昔から少し違う形で存在していたのか?と··· #アントニオ猪木回想録

ニック・ボックウィンクル－インサイド・ワークの天才－　私がニックと戦ったのは、彼がAWAチャンピオンになる以前のことで、正直、彼が世界王者になるとは思ってもみなかった。うまくて強いレスラーだが、ファイトぶりはいたって地味だったからだ。しかし、(続) #アントニオ猪木回想録

ハーリー・レイス－若き日の彼は八方破れの喧嘩野郎－　昔のレイスのファイトぶりは、現在のノラリクラリ的なレスリングとは違って、ダイナミックで、しかも、八方破れなスタイルだった。スピードがあり、実に大きな受け身をとる男で、その点がわざとらしくて(続) #アントニオ猪木回想録

ジン・キニスキー　ー貫禄と凄みが一致した最高のNWA王者ー　NWA王者時代のキニスキーは、技の切れといい、スタミナといい、ピカ一だった。彼と戦った者でなければ、その強さがわからないだろう。強さとうまさが実にバランスよくミックスされたレスラーで(続) #アントニオ猪木回想録

プロレスアルバム「立ち上がれ！アントニオ猪木」掲載の「もう一度闘いたい！私を燃え上がらせた男たち」これは、ジョニー・バレンタイン、ジン・キニスキー、ハーリー・レイス、ドリー・ファンクJr.　ビル・ロビンソン、ニック・ボックウィンクル、カール・ゴッチの7人だった。 #アントニオ猪木回想録

(続)猪木さんが過去に断片的に語ったプロレスラーたちの思い出話にも興味深いものがあったが、それらが再録されているわけではなかったからだ。そういう猪木さんの回想録を記してみる。題名　#アントニオ猪木回想録