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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0053 「他愛もないのう、かっはっは!」 またも呵々大笑し歩き出す夢切。流石に後を追う者は居なかった……。  # #小説 #140字小説

夢斬哀@ymegiri

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0052 「良いか、我が名は【夢切】! 何時何時誰の挑戦でも受けるぞ! 命知らずは誰でもかかって来い!」 と、その場で蜻蛉を切り、見栄を切る。流石に周囲は無言となる。 # #小説 #140字小説

夢斬哀@ymegiri

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0051 と意味不明な雄叫びを発する。  陽山の意地と意志を完全に挫き、陽山は意気地も無くへなへなとその場にしゃがみ込む。  太刀をくるくると鞘に収めた夢切。 # #小説 #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0050  その静から動への滑らかな斬撃に周囲からひゅーと口笛・歓声が上がる。  夢切、瞬時に剣を失い呆気に取られた陽山の喉元に己の太刀を突きつけ 「さあ陽山よまだやるか? 太刀を拾うか、時間をやるぞ。何度でも良いぞ、どうするーーほたぁ!」 # #小説

夢斬哀@ymegiri

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0049  売名どころか汚名にしかならない。  夢切、動きを止める。静かな呼吸。息で間合いを取る。  ーー刹那。  夢切の太刀が電光石火で翻り、陽山の太刀を遥か後方に弾き飛ばした。 # #小説 #140字小説

夢斬哀@ymegiri

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0048  これでは三下脇役だ。夢切の引き立て役にしかなれない。  剣を振り回す脇役陽山。太刀筋が全くなってない。闇雲に振り回しているだけだ。よくこれでムセツーー夢切を倒して名を上げようと思ったものだ。 # #小説 #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0047 そううそぶくと、夢切は軽く舞い、見栄を切った。まさに視聴者サービスであった。  夢切に飲まれた山下陽山、 「う、うるせぇ! ムセツ、か、覚悟しろ!」 ほぼ素で返してしまった。 # #小説 #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0046  周囲に野次馬が集まってきた。サイトの視聴率も一気に上がって来たようだ。 (なる程、魅せるが一番か)  一人合点したムセツこと夢切、 「やあやあそこな陽山とやら、辻者と見受けた! はてさて我が夢切の太刀筋、見極める事が出来るかな?」 # #小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0045  夢切に一喝された男、ロールプレイは実際あまり馴れてない様で、 「お、俺は……山下陽ーー陽山だ!」  やっとその場で考えたであろう和姓名ーーほぼ本名だろうーーを名乗った。 # #小説 #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0044 「もう情報は拡散してるだろうし、貴殿とてそれを知って辻斬りまがいの所作をしておるのだろうてーーなら演じろ! 貴殿、名くらい名乗れ!」  迫力の夢切。口上だけで持つ。演じるだけでも魅せる。超絶プレイを見せる必要も無い。 # #小説 #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0043 「夢切な!」  夢切は、定番化し出した名前の訂正と【夢切】の巨大ロゴ化セットを『バーン!』と展開した。 「儂は、或いは吾輩、まあ俺でも良い。この『電子時代』では夢切だ!」 # #小説 #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0042 「やい、ムセツ!」 と声が上がった。 (ほう)  夢切が内心ほくそ笑んだ。  『ムセツ』を倒すなりして名を上げようーーそんな嫌らしい思惑の持ち主も現れる訳だ。 # #小説 #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0041 第四章 (さて、何をしたものか)  ムセツこと夢切は、電子城の城下町を練り歩いていた。  流谷ーー将軍からは『電子時代を盛り上げてくれ』と要請されたが、実際何をすれば良いかーーなぞと思案していると。 # #小説 #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0040  奴は、そんな脳波操作の副作用を元々本人が有してした反射神経で制御・支配出来たのだ。  eスポーツに自身の開発した脳波ゴーグルを導入した瞬間ーー伝説のeスポーツゲーマー、【ムセツ】が暴誕したのだった。 # #小説 #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0039  パソコンマウスを操作しようとしたら速度が速すぎて画面を振り切ってしまうーーそんな感覚の拡大が操作に影響してしまう。  脳波の反応を直接反映する為には、そんな副作用が動作に影響を及ぼしてしまったのだ。 # #小説 #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0038  一メートル進む際、そのまま感覚的に操作しようとすれば百メートル進んでしまう。  より反射感覚をリアルタイム反映させる為に、瞬発速度が百倍に反映されてしまうのだ。 # #小説 #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0037  その操作性は、誰にでも簡単に出来るものでは無かった。  より反射的な直接操作性が獲得出来る代りに、制御が困難だったのだ。  より速攻的な瞬発力を発揮出来る代りに、距離感が掴みづらくなったのだ。 # #小説 #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0036  その表現する為の技術の手段としての3Dゴーグル。  そのゴーグルに、脳波を直接読み取る技術を組み込んだ。  操作をパッドによる間接的操作から、脳波ゴーグルによる直接的、より感覚的操作に移行するーー。 # #小説 #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0035  奴の表現が異端過ぎたのだ。  奴は自らの研究を現実的に極論適用する事は諦めた。その代わりささやかなーーゲーム操作に限定して適用するに留めたのだ。  ゲーム画面はVR・ARなど3Dが主流となっていた。 # #小説 #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0034  しかし、学会では異端視された。  脳波でテレビを操作する。  脳波で家電機器を操作する。脳波で車を操作する。脳波で電車を、飛行機を、ロケットを、ミサイルを、文明を、地球をーー。 # #小説 #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0033  研究とはーー脳波によるマシンの操作の探究であった。  別に脳に電極を挿すーーようなマッドな手段では無かった。  脳波パルスを機械で読み取り感覚的に機器を操作するーーーと云う比較的現実的な研究の筈だった。 # #小説 #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0032  趣味とはーーいわゆる『ゲーム』であった。  世の中はeゲームの世界。いわゆる『お遊び』で糧を得る事も可能な世界に変容していた。  奴は自らの趣味を極限まで追究する為、自らの趣味に自らの研究を導入する事にした。 # #小説 #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0031 第三章  夢切ことムセツ。奴は元々異端の学者であった。  異端過ぎた為学会では無視され、社会的には抹殺されたに等しかった。  奴は社会的な成功は捨てたが、代りに自らの趣味で生きる事に決めた。 # #小説 #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0030 「それが応じた理由だ」  夢切が傾いた。  天守閣で華麗に舞い、見栄を切った。 「まあ、単なるプレイも飽きちまってな。プレイじゃなく『ロールプレイ』もいいじゃねぇか」 そう夢切は語り、がっはっはと呵々大笑した。 # #小説 #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0029  そのためダメ元でムセツに参加を打診した。  『電子時代』は前述の通り参加者への報酬分配を主としている為、他のeスポーツみたいに多くの賞金は見込めない。 「そこよ!」  夢切が膝を叩いた。 「面白ぇじゃねぇか、演じるって奴も」 # #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0028  ムセツも参加しトップランカーとして賞金等を稼いでたのだ。  その義理を伝手に流谷は参加要請を打診した訳だ。  『電子時代』は他のeスポーツと違いロールプレイが中心だ。新しいスタイルのeスポーツなだけに流谷としても目玉が欲しかった。 # #小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0027 『要請』『召喚』と云うものの、実情は流谷がムセツにメールで『電子時代』への参加を打診した、と云う訳だ。 「まあ、義理だな」 とうそぶくムセツこと夢切。  流谷は、他にいくつかのeスポーツを主催していた。 # #小説 #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0026  まさに 『バーン!』 である。  将軍、苦笑いすると、 「ああそうそう、ここでは『夢切』と云う約束だったの。まあよく『召喚』に応じてくれたの」   # #小説 #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0025  まあ『オーナー』、つまり経営者である事に変わりはない。  将軍が口火を切る。 「やあやあ、よくぞ我が要請に応えてくれたの、ムセツの」 「【夢切】な」  途端、宙空で、 【夢切】 と云うロゴが太々と表示される。 # #小説 #140字小説

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#電子時代の夢切】←1話から通読可 0024  『電子城』の城主にして『電子幕府』の初代将軍ーー実際はこのeスポーツ『電子時代』のオーナー。  名を流谷煬帝と云う。まあ『電子時代』に身分制度は無いので、『将軍』もロールプレイに過ぎないが。 # #小説 #140字小説

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