#書写食堂 第466回　中勘助「銀の匙」より 【そこには】～【さつとかかる。】（102字） ※中勘助の自伝的小説。2013年、岩波書店が創業100周年記念に開催した「読者が選ぶこの一冊」キャンペーンでは、「こころ」「君たちはどう生きるか」に次ぐ３位に選ばれている。

#書写食堂 第465回　津村信夫「果物の木の在所」より 【みなさんには】～【思ひ出してやつて下さい。】（91字） ※津村信夫は兵庫県出身の詩人。信州、とくに戸隠が好きで、信州を題材にした詩や散文を多く遺している。この「果物の木の在所」も、信州の自然に対する愛情溢れる随筆である。

#書写食堂 第464回　田山花袋「新茶のかおり」より 【新茶のかおり、】～【味ったこともあった。】（70字） ※「樹々の若葉の美しいのが殊に嬉しい。」と始まる、晩春から初夏へ移り変わる季節の美しさを描いた随筆。日本茶は年に３～４回収穫ができ、その年の１回目に摘んだ茶を新茶という。

#書写食堂 第463回　種田山頭火「行乞記（三）」より 【草花を】～【味ふのだから。】（101字） ※６月７日の記録で、旧暦の端午の節句に近い頃と思われる。 この日から山口県の川棚温泉にある木下旅館に投宿したとあり、「此宿はよい、ホントウのシンセツがある」と気に入った模様。

#書写食堂 第462回　大町桂月「春の筑波山」より 【こゝは】～【午食に充つ。】（75字） ※千葉県の流山市は味醂（みりん）の製造が盛んな町。調味料の印象が強い味醂だが、もとは「甘いお酒」という位置づけであり、現在でも「飲める味醂」として売られている商品がある。

『耳の日記』宮城道雄 #朝活書写 No.1669 #朝活書写_1669 2024.05.06 aozora.gr.jp/cards/001288/c…

『耳長さん　と　あひるさん』村山籌子 #朝活書写 No.1660 #朝活書写_1660 2024.04.27 aozora.gr.jp/cards/001172/c…