#twnovel 異世界へ転生した。そして同じくこの世界へ転生してきたという者と出会った。／「ドラえもんだって！？　あのシリーズはだいぶ前に条約で製造も所持も禁止されたから、動いている個体はとっくに無いはず。あれに詳しいなんて、きみ、どんなところから来たんだい？」　…あんたこそ。

【宇宙を漂う友人に向けて】 #140字小説 #140文字小説 #twnovel

革命に王朝は倒れ王政は終わりを迎えた。王族の血筋は絶え、現在その城に住む者は誰もいない。だが、無人の城に人影を見た者が続々と現れ、役人が調査に向かった。見間違いにしては目撃者が多すぎる。何者かが不当に侵入しているのだと思っていた。甲冑が主を求め城内を彷徨うのを見るまでは #twnovel

駅のトイレに入る。駅構内のトイレで雑誌を燃やしたり、悪戯する人が増えています、と感情のない声がアナウンスする。用を足しながら、何故駅のトイレで雑誌を燃やすのだろうと疑問に思う。私も駅員も動機を理解できていないのではないか。わかりあえない駅で雑誌は燃え続ける。#140字小説 #twnovel

140字小説の投票いただきありがとうございました！ 折角なので是非読んでいただけると嬉しいです☺ 便乗も嬉しいです🥳 お題：相棒 #140字小説 #twnovel pic.twitter.com/wJadMo8zr3

#twnovel あいつの部屋に置いてあった、部屋に不釣り合いな金庫が突然開いたと聞いた。友人達と押しかけたところ、中にはノートが一冊。『俺の心臓停止に合わせて扉を開けるようにしたので、俺は死んだようだ』めんどくせえ、と口を突いて出た。いつ・どこで・どうして、全部分からねえじゃねえか。

#twnovel 雨が降っていた。校舎に残っていたのは、図書委員会の彼だけだった。傘を忘れた彼は下駄箱に持ち主不明の赤い傘を見付けた。明日返せばいい。そう思って傘を広げた。校門を出たあたりで、頬に何かが垂れてきた。見上げると傘には歯が並んでいて、大きくなった傘は彼の身体を覆って。

君は背伸びをして僕とキスをする。小さくて愛らしい君。僕の両腕で簡単に抱きしめられる君。僕は君の全てを知っていて、君の全てを受け止められると思っていた。でも目線の違う二人。見ている世界が違う二人。僕は君の背伸びの分、君を理解してあげられていなかった。#twnovel #言葉の添え木 背伸び

【氷漬けの指】、【願いを叶える】、【線を引く】 予備：【温泉郷】 #twnovel #140字小説

雨のお話もうひとつ再掲。 140字小説『雨雲の種』 #SS名刺メーカー #140字小説 #twnovel #140字SS pic.twitter.com/IYulfMX6Hb

【頼れる男】 #140字小説 #twnovel #意味が分かると怖い話

5年3月28日 昼下がりのあんころ餅 #twnovel #140字小説 #140文字小説 #xnovel #創作 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #web小説

あめのおはなし再掲。 140字小説『飴色』 #SS名刺メーカー #140字小説 #twnovel #140字SS #文披31題 pic.twitter.com/4qPEtmtUVX

箪笥の裏に掃除機を突っ込むといつも一、二個の歯を吸い込むが、今日は六個ほどの歯を吸い込む音がした。 #一文小説 #ショートショート #超短編小説 #マイクロノベル #twnovel

特価の林檎は呪いで甘くなっているので、お気を付けてお召し上がりください。 #一文小説 #ショートショート #超短編小説 #マイクロノベル #twnovel

午後の団地に、お隣の奥さんが、子どもをぶつ代わりに紙風船を潰す音が響いている。 #一文小説 #ショートショート #超短編小説 #マイクロノベル #twnovel

「書いて書いて書き続ければ貴方の心を捉え得るのではないかと期待して私は途切れる事なく書いて書いて書き続けてい」で文の途切れたロールペーパーが風に乗りギザギザの端をはためかせながら僕の部屋の窓から見える空を飛んでく。 #ことばおもい　#140字小説　#140文字小説　#twnovel　#詩

【帳消しゴム】 #140字小説 #twnovel #ショートショート

【強盗殺人】 #140字小説 #twnovel #意味が分かると怖い話

【天からの授カリー物】 #140字小説 #140文字小説 #twnovel

【衣替えメンテナンス】 #140字小説 #140文字小説 #twnovel

Jと僕は眼下の景色を見ていた。山が、川が、集落がまるで模型のようだ。 空を飛んでいる。 #twnovel どういう訳だか天井に穴が開いてタラップが降りてきた。 「俺たちは奴に抱き抱えられて飛んでいる。」 「殺すつもりならそんな面倒はしない。」 僕等はタラップを上がっていった。

｢写真ばかり撮ってないで自分の目で見なよ｣妻と出かけてそう言われ、心が震えた。十年前はおろか昨日の事も覚えていられなくなってしまっても、言う事は同じなんだね｡｢どうしたの?｣｢何でもないよ｣覚えていられない君の代わりに、僕が君の人生を記録し語るから、君は君のまま生きて #twnovel

#twnovel たまにやってくる猫がいる。気にしないそぶりをしているけど、私が見ているのに気づくとそわそわしながら近づいて、頭を撫でろと押しつけてくる。この猫はきっとひとりで生きてきて淋しいんだろうと、そう思ってた。「……ねえ、あんたもしかして霊感ある？」と旧友に訊ねられるまでは。

140字小説の投票いただきありがとうございました！ 折角なので是非読んでいただけると嬉しいです☺ 便乗も嬉しいです🥳 お題：またたび #140字小説 #twnovel pic.twitter.com/bpvZ4dobOM

芸術系通信制大学の課題<目を閉じ、会った事の無い同級生の姿を宙に想い描く>。描いた。目を開け虚像と対面した途端に混乱し四択を迫られる。私は①想像するヒト？ ②想像されたモンスター？ ③想像するモンスター？ ④想像された人？　あなた先に決めて下さる？ #twnovel #140字小説 #140文字小説 #詩

#twnovel 両親は俺の顔をおぞましいと言った。だから仮面を被ることを強制した。「見たものの心を写す鏡だね」大人になって俺の素顔を見た占い師は言った。その日から仮面を外した。俺はこんな顔に生まれて良かったと思った。だって近付いてくるのは、心が美しい人間だけだから。

5年3月27日 刺激中毒 #twnovel #140字小説 #140文字小説 #xnovel #創作 #ショートショート #小説 #マイクロノベル #web小説

【100キロババア】 #140字小説 #twnovel #ショートショート

来週の見合い相手だと母から手渡されたのは、また鯨の写真だった。 #一文小説 #ショートショート #超短編小説 #マイクロノベル #twnovel

今月の家賃が少し足りなかったので、大家のおばさんが、うちの赤ん坊を一時間抱いていった。 #一文小説 #ショートショート #超短編小説 #マイクロノベル #twnovel

俺の手のひらがヤスリになっていることを知っているはずの息子に「頭を撫でて」と言われる。 #一文小説 #ショートショート #超短編小説 #マイクロノベル #twnovel

#twnovel 電柱にぶつかる僕を、君は笑った。 「何、泣いてるの？」 「泣いてなんかないさ」 薄く張られた涙の膜に気づく君が好きだ、その笑顔が見れるのなら僕の額なんか痛くたって構わないんだから。 それなのに君は僕の先を歩く。 そしてこの気持ちは夕焼けへと沈んで、暗い方へと落ちていくのだ。

【釜揚げしらず丼】 　#twnovel あの〜、すみません。頼んだのは釜揚げしらす丼なんですけど。これ、玉子とネギと出汁って、これ、玉子かけご飯ですよね。 「えっ、なんですか？釜揚げしらすって」

【恋のキューピッド】 #140字小説 #twnovel #ショートショート

六月です。 #twnovel #140字小説

「奴は俺たちを弾き飛ばすつもりだ。」 #twnovel 鉄橋の上を緑のディーゼル車が音を立てて突き進む。車輌から何か黒い物が落ちる。すぐさま、赤く輝く巨大車輌が猛スピードで走り来る。 渓谷に凄まじい爆音がこだますと、辺りは煙と埃に覆われていく。鋼鉄の塊が幾つも落ちていった。

逃げる貴方の腕を引く。その耳へ吹きこむように愛を囁く｡｢やめなさい｣｢主従の恋愛はご法度、ですか?」｢解ってるなら」｢始めたのは貴方ですよ?」身を捩る貴方の腰を抱いた｡｢狡いお方だ｡そんな所も愛おしいのですが」首筋に口づけを落とし手を離す｡｢今日はここまでに致しましょう」 #twnovel

私が昨日見たのと同じ夢を世界の何処かで誰かが見ているかもしれない。何度も同じ夢を見るなら、反復するうちに見知らぬ人とつながるかもしれない。繰り返し浮かぶ幻はいつか現実になる。錆びついていても同じ夢を見ている人がいるはずで、その物語は私の呪いであり救いだ。#140字小説 #twnovel