今は江戸時代じゃありませんよ。

本日、無事にお客さんに引き渡しました。 試し斬り用の刀ということで居合用の白研ぎではありますがとても喜んで頂けて良かった。 今後うちの刀剣会、お手入れ講習会にも参加して頂けるそうです。 無残な工作された刀に対して直してあげる事が出来て良かった。 今後ともよろしくお願いします pic.twitter.com/S4PJA36nC9

さて、こちらのお店ですが 毎回商工会議所の名前を騙って「◯◯商工会議所にお金を出して頂けることになり日本刀のイベントやることになったので一緒にやりませんか？」と触れ回ったり 繋がりのない職方やお店の名前を出して「いつも懇意にしてる」とあたかも親しいかのように話す癖があるので ↓続

模造刀の切羽付けられてる上に接着剤がガチガチに固着しており 新しいものに替えて欲しいと言われてるので切羽は犠牲にし力ずくで外す ハバキの中と研ぎ溜まりにこびりついたグルーガンを熱湯で溶かし爪楊枝で搔き出し ハバキの貝先に当て木してゴムハンマーで叩いて外す。 ボンドの跡が残ってしまう pic.twitter.com/cgwEWuYElZ

昨日までお騒がせしてる件の刀ですが一日中仕事してとりあえず終了しました。 細名倉という砥石まで下地した後に刃艶砥という砥石で白くして地と焼き刃（刃紋）の形をわかりやすくしてるだけの居合用研磨です。 試し斬り用の刀ということで下地のみの化粧をしない研磨となります。 pic.twitter.com/6eEGhmrD81

ちなみに過去にも同じお店によりグルーガンで鐔とハバキを固定される被害を受けた刀の修繕を行っています。 ・鐔の茎孔に付着したグルーガン ・研ぎ溜まり上にある粉状の錆 ・棟区部分の朽ち込み これはボンドの溶剤に含まれる酢酸(酢酸ビニル)による朽ち込み錆で内部まで浸透してるので取り切れません pic.twitter.com/jrFOamsiFf