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今後の美術館行政の注目点は、奈良美智や村上隆や、あるいは市場的には比較にならない国内的・弱小な背景の会田誠のようなイラストレーション・アニメ絵を、「芸術」と嘯くことをこの３０年間の延長上で貫きつつ、高く売れるからといって扱い続ける勇気があるかどうか？
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これこそまさに、「芸術」「学究の徒としての学芸員」の現在的「なりすまし」問題＝詐欺問題の中核と言えるであろう。同時に問われるのは、東浩紀のような「売れる村上隆を芸術として扱うのは正しい」という、チンピラ学者の居直り風情のクリシェの、これまでの広がり。
