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奈良国立博物館「空海 KŪKAI」。これは相当すごい空海・密教展だ。巨大にして精緻華麗な曼荼羅を前に立つ体験の贅沢さよ。でもそれらを差し置いて心を奪われたのが、インドネシアの密教文化。ジャワ島出土の彫像群が織りなす立体曼荼羅は、小さな像だけにかえって神秘的。ひとつひとつの装飾も美しい。 pic.twitter.com/yvv9RHCXW0
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「空海 KŪKAI」。展示室に入る者を出迎えてくれるのは安祥寺の五智如来坐像。ここでは金剛界曼荼羅の成身会の配置で並び、その後方には金剛峯寺の両界曼荼羅（血曼荼羅）が掛かる。そして左右には西大寺の十二天像や東寺の五大尊像、室生寺の真言八祖像がずらり。密教パワーに満ち満ちた空間だった。
