ポスト

息をするたび、ちいさくなった心臓が傷んだ。 誰かに傷つけられるたび、心が痛んだ。 どれだけ自分を傷つけても、血が滴った。 そうか。わたしは、生きていたんだ。 あなたがくれた心臓が、まだ脈打っている。 わたしの心に、あなたはいたんだ。 だから、夏の終わりは、あなたを悼んだ。 #140字小説

メニューを開く

楪葉夢芽@yume_yuzuriha

人気ポスト

もっと見る
Yahoo!リアルタイム検索アプリ