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佐藤幸『透き漆 一人静』読了。 ひとつの器に透明な漆を丹念に塗り重ねていくかのような、月日の年輪。 何もかもが過ぎ去って、ひとり静かに隠されて咲く一輪の花。 消えゆくものの美しさに、ほぅとため息が出てしまう、素敵な読後感でした。 #書庫らでん pic.twitter.com/rWg5ecWXmU

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たかち🐚@takaching

みんなのコメント

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器とは、ひとりの人生であり、一族の伝承であり、あるいはもっと大きく広い営みの歴史であるのだなぁ、とか。 長らく苦楽を共にした伴侶を失った、その境地の象徴が「二人静」でなく「一人静」である意味だとか。 物語の中から立ち上がってくる含意の豊富さに圧倒される。 声に出して読みたい日本語!

たかち🐚@takaching

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