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晩餐といいつつ、まるで昼日中であった。腹を満たせど、暮れぬ日に眠りの兆はない。闇という区切を失った世界は、粛々と人類を蹂躙する。白い夜との名付けは成程美しく、そうでもせねばやりきれなかった先人の困憊を思わせた。振り返るたび面映い、当地一年目の青い夏である。 #不気味な書き出し文藝

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生津直@nao_namaz

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