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仕事でくたくたになりながらも何とか自宅のマンションに辿り着いた。エレベーターから降り、ふと自宅の玄関ドアの前に視線を向けると置き配が見えた。何か頼んだっけ…?と考えるも思い出せずに玄関ドア前に着き、荷物を見る。置き配の品名には「ヒト」と印字されていた。 #不気味な書き出し文藝

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ホテルに掛けられている絵画の裏側を見てはいけない、という都市伝説があります。 ある絵画の裏側には御札が祀られていて、その部屋では過去に人が死んでいる、という話なのですが。 でも不思議に思うんです。 死を見たのは絵画の表側なのに、なぜ御札を裏側に祀るのでしょう? #不気味な書き出し文藝

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家が家として扱われていないのが不気味なのよ。日々を送るのに必要なものがなくて、あるのは大量のタオルとスリッパだけ。 #不気味な書き出し文藝

こんまど@goo16command

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目覚めると紫の花を握っていた。葉や茎の棘が痛い。 わたしはその花を知らない。手のひらが血で濡れている。 花からは何の香りも感じられない。血の味もしない。花びらが零れ、シーツに散っている。 寝転んだまま虚空に腕を伸ばす。細く赤い線が手首を伝い、静かに降りてくる。 #不気味な書き出し文藝

渋皮ヨロイ@yoroshibu

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「面白い本があるよ」 友人に誘われ古書店に行った。到着すると友人が持っていたものは本ではなく、人間の首だった。 「人間の顔が一番面白いんだよ」 なぜか、私は坂口安吾の小説『桜の森の満開の下』を不意に思い出した。首と目線があった。やはりそれは桜だった。 #不気味な書き出し文藝

詩歩子 文学フリマに参加します 発達障害へのトラウマで複雑性PTSDを治療中@P1L32PlZ29NlMEu

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一面に広がる彼岸花。妖艶に花は咲く。僕はため息をつきながら彼岸花を写真に納めた。人間の首のように見えた。もう一度、やはり見えた。再び見ても彼岸花は彼岸花だった。夕立が降り、辺り一面靄に包まれる。その中に咲いていたのはこの彼岸花の丘で殺された僕の首だった。 #不気味な書き出し文藝

詩歩子 文学フリマに参加します 発達障害へのトラウマで複雑性PTSDを治療中@P1L32PlZ29NlMEu

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#不気味な書き出し文藝 毎朝整えるのが面倒だなと思いつつこれも身だしなみとしつこく生えてくる腕を二本にそり落とす。

メイファマオ@molmol299

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#不気味な書き出し文藝 父が寡黙な人なので、私は母の名前を知らない。

アホ屋のアホマン@ahomaja

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酒をしこたま飲んだ帰り、ひと気の無い狭い路地を千鳥足で躍っていた俺は、突然、遥か昔に己に課せられた任務を思い出した。地球人殲滅だ。 #不気味な書き出し文藝

そよかぜフィリップ@da2ryokuk

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#不気味な書き出し文藝 魚のような目をしたおばちゃんから福引でクーポンを貰った。3割引と書かれた紙を持ってレジに行くと、包丁を取りだした店員が「ちょうど斬り分けるのが難しい」と文句を言って、私を刻んだ。血が流れるフロアを掃除夫がモップで磨いている間に3分割された私は豚の餌になった

小津万実@140字小説&不気味な書き出し文藝@otumami140

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#不気味な書き出し文藝 この町には昔からおかしな噂がある。夜の6時以降に外出した子供達が帰ってこなかったり、パーティーで違法薬物を吸った若者達が、互いに殺し合って大惨事になったそうだ。噂の出所にはいつも決まって、黒い男がいた。怪人の名は”あなたの後ろにいる”。又の名を「影」といった

小津万実@140字小説&不気味な書き出し文藝@otumami140

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#不気味な書き出し文藝 眠い。もう三日は寝ていない。周りが朧げに見えてきた。だが、足元にはワニの群れが待ち構えている。気を許したら気絶してしまいそうだ。いつか救助が来るはず。そう信じて、嵐で氾濫したワニの池を耐え凌いでいる。もう残されているのは私だけだ。だんだんと気が遠退いてきた

小津万実@140字小説&不気味な書き出し文藝@otumami140

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#不気味な書き出し文藝 ストリートビューってあるじゃないですか。実際に現地を歩いている気分になれるあれです。 ふと興味が湧いて家の近くを見てみたら、知らない人が写りこんでいたんですね。 それ自体はややある事なんですが、何だかその人、日を追う事に私の家に近づいている気がしたんです。

なとり@NATORI_key

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#不気味な書き出し文藝 布団の中は何があっても絶対的な安全圏なんです。だってそう考えないとここ最近の出来事の辻褄が合わないじゃないですか。

なとり@NATORI_key

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#不気味な書き出し文藝 見る度に目が合うんですよ。誰とって…金魚。うちで飼ってる出目金とですよ。水槽に目をやる度に目が合うんです。 大きな、両の目と。 でも、変じゃないですか?魚の目って確か、外側を向いている筈です。目が合いようが無いと思うのですが。 …不思議なこともあるものですね。

なとり@NATORI_key

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醤油の致死量は1リットルらしい。いつものスーパーで特売になっていた、1リットルの醤油を手に取って、そんなことを思い出した。飲むのも、飲ませるのも、やっかいな量だ。 #不気味な書き出し文藝

物書猫家@neko_house

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#不気味な書き出し文藝 結局、世界は終わらなかった。 避けられない破滅までを平穏に過ごすため、ようやく一つなろうとした人類の努力は無に帰した。 終末を奪われた人々は荒れ狂い、未来をかけた資源の争奪が始まった。 そして生存本能という暴力は画面を抜け出し、日常風景に溶け込みはじめていた。

ファジー牛乳@ccc000222111

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県外に住む友人から電話で唐突にこんなことを言われた。 「な、肝試ししようぜ」 別に肝試しは嫌いではないが、遠く離れた場所に住んでいる友人と、どうやって肝試しを行うのか。 私の懸念を知っていたかのように友人は言った。 「ネットだよ、個人サイトとかを回るんだ」 #不気味な書き出し文藝

猫科狸【千稀】@nekokatanukino

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#不気味な書き出し文藝 こういった独自のハッシュタグなどをつけて、投稿していたんです。 怖い話や奇妙な話なんかを考えて発表しては、皆の反応に一喜一憂していたんですよ。 投稿を始めて半年くらいしてからですね。妙なコメントが付くようになったのは。 最初はこんな感じでした。

猫科狸【千稀】@nekokatanukino

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#不気味な書き出し文藝 始まりは一台の宣伝車だった。歌謡曲を大音量で流し、拡声器の演説は意味不明で、住民は寝室に迷い込んだ蝿を見るように眉を顰めた。それが朝昼晩と一週間続き、警察に相談すべく集会を開いた時、あの宣伝車が集会所の前で止まった。 「白羽の矢ぁ」 割れた声に笑いが混じる。

砂東 塩@31040satoshio

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営業でくたびれた足と心を癒すべく入った喫茶店。ホットコーヒーを注文して間もなく。いきなり人が隣に座り手を重ねてきた。ひどくしめっている。二十七時間後この席にまた座ってくれないとあなたのせいで私は、とだけ中途半端に告げ、去っていった。 #不気味な書き出し文藝

かぼすサワー@strong_zero1107

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#不気味な書き出し文藝 雨音の中から、女の子の歌う声が聞こえる。それは去年死んだサリーだ。彼女はアイスクリーム屋に扮したピエロの殺人鬼の餌食になった。犯人はまだ捕まっていない。サリーの親は、娘が死んだ後におかしくなってどこかへ行ってしまった。歌は誘うような響きで道連れを求める。

小津万実@140字小説&不気味な書き出し文藝@otumami140

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#不気味な書き出し文藝 「もしもし?私、田中と申します あの お父さんは一郎さん、46才 お母さんはともこさん、42才で 間違いないですか 車はプリウス、ナンバー1234 今朝方、ご両親が車内で…」 おーい、オトン46才かいね? オカン!うちの車ってプリウスなん? 両親は血相を変えた

ももまろ うめこ 千紫万紅🌸@umeko0404

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ある日、小説家の私に、構想中で一行も書いていない小説のファンレターがメールで届いた。 #不気味な書き出し文藝

緒 真坂 itoguchi masaka@itoguchimasaka

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米粒を残してはいけない、畳の縁を踏んではならない。祖母は厳しい人だった。特に襖や戸を閉めることには煩く、わずかでも開いていると叱られた。でもあれは、行儀や礼儀作法が理由ではなかったと分かってしまった。音が這う。隙間から目が逸らせない。ああ、どうしてちゃんと。 #不気味な書き出し文藝

永津わか@nagatsu21_26

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アイドルのオフ会に参加した。ネットでは毎日話している6人なのに会うのは初めて。緊張したが一緒にカラオケ店で楽しく語り、歌い合った。「あれ?いつの間に私、眠ったの?」目覚めるとそこには誰もいなかった。仕方が無いので帰ろうとすると足元に腕が1つ転がっていた。#不気味な書き出し文藝

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「ねぇ、ヤヒあんたが拾ってきた男そろそろ食べちゃっていい?」ナジが聞いてきた。私は首を傾けて「まだかな」と答える。ナジは残念そうな顔をした。私は男に例の食材を入れた料理を与え、男は嬉しそうに笑顔で食べている。その顔を見て愛おしいとさえ感じた。もうすぐだ。#不気味な書き出し文藝

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「ハンナ……私が死んだら……金庫の中の権利書を全て燃やして……そうしないと……呪いが……あれが……来る……」そう言って奥様は亡くなった。沢山の権利書を暖炉の中に入れようとした手を私は止めた。奥様には家族や親族がいないし、巨額な財産もある。これはチャンスだ。#不気味な書き出し文藝

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晩餐といいつつ、まるで昼日中であった。腹を満たせど、暮れぬ日に眠りの兆はない。闇という区切を失った世界は、粛々と人類を蹂躙する。白い夜との名付けは成程美しく、そうでもせねばやりきれなかった先人の困憊を思わせた。振り返るたび面映い、当地一年目の青い夏である。 #不気味な書き出し文藝

生津直@nao_namaz

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泥の中から手が伸びていた。月の光を弾く白々とした腕の先、まるでぬらりと根を張る蓮のようにぱっくりと掌を開いている。その先にある枝垂れ梅の枝を掴もうとしているのだと思い、杖の先で枝を叩いて落とすと、腕はその枝を握り泥の中へと姿を消した。 #不気味な書き出し文藝

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グチャ グチャ ガチッ グチャ  グチャ ガチャ ザクッ グチャ ガチャ カチッ カチッ カチッ  カチッ ピチャ ピチャ ピチャ カーン カーン カーン また0時を迎えてしまった。 いつもの様に迎えてしまった。 あぁなんでいつもこうなんだろう。 あぁなんで…… #不気味な書き出し文藝

花音/Kanon-K@kanonkiyota

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#不気味な書き出し文藝 この街はもう死んでいる。 アーアーアー……。 奴らの声。 俺は足を引き摺るように歩き、だらしなく肩を落とし首と腕をギクシャクと気ままに動かす。 「アーアーアー……」 サービスだと言わんばかりにたまに声を出し、奴らに紛れて進んで行く。目的地まで三十メートル。…

黒崎 澪@kurosaki_mio

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#不気味な書き出し文藝 夜の帳が下りて半月。まだ見ぬ夜明け。 「兄さん、窓は閉めてください」 妹の呼び掛けに、ビクリとする。 「兄さん」 「ああ、聞いている」 俺は振り返り妹と目を合わせる。 「もう、時計でしか、一日の始まりと終わりが分からないご時世です」 「ああ」…

黒崎 澪@kurosaki_mio

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「ア·ア·アー·アー」 カラスの鳴き声が変わり、窓を揺らしていた風がやんだ。昼の一時過ぎにしては薄暗い家の中は、フローリングを素足で歩く音だけが響いている。「ペタペタ、ぺたぺたぺた」 何度も私の前を足音が通る。何度も何度も。「ペタ……」急に足音が止まった。 #不気味な書き出し文藝

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#不気味な書き出し文藝 「梅雨が明ける様子はなく…」 お天気キャスターが暗い顔で告げる。人類の罪に辟易とした神の罰か?一昨年の梅雨から雨が降り止む気配はなく日本はこのまま滅びるのかと思われた。怪しげなカルトが流行し雨露に紛れて犯罪を犯す人達も現れた。街の治安が悪化する度に雨も強まる

せいひつ@140字小説&不気味な書き出し文藝@seihitu140

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#不気味な書き出し文藝 「気の毒という他ありません」 病室に入って、先生の顔を見た時から嫌な予感はしていた。予感は的中し、私は今月中に最期を迎えるという。刻一刻と迫る死期に震えながら夜を過ごした。寝付けずに手紙を書く。 「今までお世話になりました」 まだ受け容れられない死に、筆が重い

せいひつ@140字小説&不気味な書き出し文藝@seihitu140

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#不気味な書き出し文藝 ここ最近、東京23区内で連続して起こっている“のっぺらぼう事件”は、美人ばかりが狙われ、殺され、その顔のみが剥がされ、いわゆるのっぺらぼうのような状態にされる。 「いやー残酷だね」 顔が貼ってあるマネキンの頭を撫で、私の顔を覗く。 「次、お前のばん」

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#不気味な書き出し文藝 どうやら私が願いを託したあの星は、死んだ人の魂が宿ってるらしい。そんな事実を知ったあの夜、人生初めての金縛りにあった。

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歩き続けた足を見てみると、爪は黒く変色し、先が欠け、或る物は剥がれ落ちている。足の裏側は潰れた豆に豆が重なり、皮が縦横無尽にずれ動き、さながら崩れ落ちる直前のようにも見えた。 #不気味な書き出し文藝

粟生深泥🦠@ao_midoro_97

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得体の知れないブヨブヨとした何かがもぞりもぞりと這い回る気配を、僕は舌の上で感じていた。 #不気味な書き出し文藝

粟生深泥🦠@ao_midoro_97

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