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\「文藝」秋季号発売/🌻創作:安堂ホセ、木村紅美、滝口悠生、今村夏子🏝️特集1「世界文学は忘却に抵抗する」斎藤真理子×奈倉有里さん×藤井光選「現代を映す10冊」/「戦争」テーマのアジア作家書下し短編📚特集2「怖怖怖怖怖」👻春日武彦×梨/綿矢りさ/大森時生が選ぶ #不気味な書き出し文藝 発表🏆 pic.twitter.com/HNLsz1J78H
本日発売の『文藝』秋季号にて、「#不気味な書き出し文藝」の入選が発表されています。大賞は高橋知秋氏、禍話のリライトも書かれている方です。 私、酢豆腐のポストも佳作として末席を汚しているようです。大森時生さん、ご選評感謝申し上げます。 kawade.co.jp/sp/isbn/978430…
今月の「文藝」でエッセイを寄稿してます。よく僕の頭に浮かぶアイデアについて書きました。 今回の文藝は「怖怖怖怖怖」とある通り、様々な不気味さに触れられます。(#不気味な書き出し文藝 の選出も担当しました🙇♂️) 是非どうぞです。 pic.twitter.com/pfcTdQ0Xmh
返信先:@marikarikari他19人【特集2 怖怖怖怖怖】#文藝秋季号 ◎文藝チャレンジ #不気味な書き出し文藝 受賞作発表 ゲスト選者 大森時生 @tokio____omori pic.twitter.com/v26L02v3oP
5月。新緑の間から日差しが差し込んだ。学校へと向かう足も軽く、小名木川にかかる橋を渡れば水面がキラキラと輝いた。と、1匹の魚が流れてくる。鮒。白い腹が天を向いたまま。川上を見ると2匹、3匹…その数はどんどん増える。風にのって次第に辺りに臭気が重く立ち込めた。#不気味な書き出し文藝
台所からは軽快なリズムが響く。今日はお味噌汁じゃないみたい。でも、何かがグツグツ煮立っている。ときおりツーンと鼻奥を刺す匂い。豚骨ラーメン屋を思い出した。お父さんはもう会社に行ったのかな。お腹がぐーとなる。「お母さ〜ん、今日はトーストにしてね」「……そうね」#不気味な書き出し文藝
厳しい学徒訓練の隙を見て抜け出した。隣村に出ると、遠くに民家が見えた。収穫されたばかりか、真っ白な大根が外の物干しに隙間なく掛かかっている。一つくらい良いだろう。彼は近づいたが、途中で座り込んでしまった。すべて、人の腕だった。祖父から聞いた最後の話だった。#不気味な書き出し文藝
土葬が残る村に嫁いだのは5年前。誰よりも早く起き三食を用意し、家事を隈なく行ったのは義母の厳しい指導ゆえだが、倒れた彼女の介護がそこに加わった。埋葬するまでが嫁の務め、と言われ棺を担いで墓地に。何かを引っ掻く音が聞こえたが、耳栓をしっかり差し込み、脚を早めた。#不気味な書き出し文藝
【#不気味な書き出し文藝、入賞】投稿した話で「佳作」をいただきました。他の話もそこそこよいと思うので、ツリーにあげておきます。x.com/Kawade_bungei/… x.com/seigen_e/statu…
「抱いてみる?」そう言われたら断るわけにもいかず、恵から赤ちゃんを受け取った。思わず「えっ」と声を上げてしまったのは彼の歯が生え揃っていたから。カチカチッ、カチカチッ。その音を聞いているとどうにも厭な気持ちになってきた。カチカチッ、カチカチッ。 #不気味な書き出し文藝
【お知らせ】 今日発売の『文藝』秋号に、X募集企画「#不気味な書き出し文藝」に応募した高橋知秋の短文が掲載されています なんと大賞を頂き、なんと大森時生氏に素晴らしい講評を書いて頂いております このアカウントでフォロワーに敵意剥き出しの時期じゃなくてよかったね 書店で是非ご確認を pic.twitter.com/RRo65hYD5o
#不気味な書き出し文藝 むかしむかし、かしこくて絵のうまいかえるがいました。 「まーた始まった! キッズコーナーも童話もいいけど、 そこに来る子連れ客はいったい何処?! 内容だってよいこ向けじゃないし 設備投資の費用対効果は?」 それを思うと青ざめるばかりです #やさぐれ名画座 pic.twitter.com/mcKtGgZKCy
#不気味な書き出し文藝 むかし、かしこくて口のたっしゃなどぜうがいました。 「また唐突に!毎回その書き出しなこと自体が不気味に思えてきたよ。キッズコーナー用童話の前に空席埋めたらって正論は聞かないのね?」 そちらは客席の真ん中にお豆腐を… 「どぜうも入らないよ!」 #やさぐれ名画座
この小説のどこかにアカグチさんという登場人物が出てきます。アカグチさんが主人公の同級生として出てくるなら、そのまま読み進めてください。老婆として描写されているなら、編集部までお知らせください。男性の姿をしていたら、すぐに読むのをやめてください。 #不気味な書き出し文藝
まず事が起こるのであった. それは誰かの血潮が宙に注がれまたそれを仰ぐ老婆が笑っているという、そういう展開を予測させるものではなかった. まず、一つのチャイムが鳴ったのである. 対象問わず同じ音である筈のチャイムである.静かな水面に、水銀が一つ落とされたと思った. #不気味な書き出し文藝
#不気味な書き出し文藝 むかし、かしこくて口のたっしゃなどぜうがいました。 「また唐突に!毎回その書き出しなこと自体が不気味に思えてきたよ。キッズコーナー用童話の前に空席埋めたらって正論は聞かないのね?」 そちらは客席の真ん中にお豆腐を… 「どぜうも入らないよ!」 #やさぐれ名画座 pic.twitter.com/WrUxiTMYbS
#不気味な書き出し文藝 むかしむかし、かしこくて気の長いからすがいました。 「また誰も来ないキッズコーナー用の童話? 支配人さんはいつも同じ書き出しね」 はい 当劇場はホラー成分が薄めなので補ってみましt 「これを誰に読ませるの?! ペンネーム同様の大嘘!」 #やさぐれ名画座
#不気味な書き出し文藝 むかしむかし、かしこくて気の長いからすがいました。 「また誰も来ないキッズコーナー用の童話? 支配人さんはいつも同じ書き出しね」 はい 当劇場はホラー成分が薄めなので補ってみましt 「これを誰に読ませるの?! ペンネーム同様の大嘘!」 #やさぐれ名画座 pic.twitter.com/uhmtFObnmP
#不気味な書き出し文藝 むかしむかし、かしこくて気の長いつばめがいました。 「支配人さん何それ?」 ロビーにキッズコーナーを設けまして、退屈したお子様に読んでいただこうと 「微妙に2001年宇宙の旅っぽい! で、それを読む親子連れ客は?」 そのうち来るでしょう 「ずいぶん気の長い話ね」
烏が鐘を鳴らした 「そんな日があってもいい」 誰かが言った 月が笑っている 「君のせいだよ」 俯く影が澄んでいる ベンチが異様に冷えている 「僕のせいじゃない」 静かに言った 「さて、『これ』をどうしたらいいものか」 後、公園から去る人影を、A氏が見たという。 #不気味な書き出し文藝
#不気味な書き出し文藝 むかしむかし、かしこくて気の長いつばめがいました。 「支配人さん何それ?」 ロビーにキッズコーナーを設けまして、退屈したお子様に読んでいただこうと 「微妙に2001年宇宙の旅っぽい! で、それを読む親子連れ客は?」 そのうち来るでしょう 「ずいぶん気の長い話ね」 pic.twitter.com/axSiO9iwSC
#不気味な書き出し文藝 私は亮くんが好きで好きで堪らなかったのです。だから、貰った手紙を『ラブレター』だと思い込んでしまいました。 しかし、これが彼の『遺書』だと知ったとき 「私だけが亮くんの死んだ謎を知れる」 悲しみのなか、そんなおぞましい優越感が心の隅にへばりついていたのです。