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三島由紀夫「命売ります」#読了 硬くて華麗な文体のイメージの三島由紀夫のイメージを覆す作品。本当に読みやすくて、「これ、三島由紀夫が書いたの!?」と思わず呻いてしまった。良い意味での三文小説的な作品。自殺に失敗して、自暴自棄になった主人公が「命売ります」と広告を打った所から pic.twitter.com/PcaF7jjxIw
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話が始まる。依頼人達との奇妙な関係を築いて行く中で、最初は軽んじていた自分の命の重み=生きたいという未練が生じるようになり、当初との思惑から大きく人生が外れることになる。非常にわかりやすく、スリリングな展開から目が離せない。読みものとしてのエンタメ性を見事に描いた作品。