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吉田修一『怒り』 この物語に入り込めなかった。私自身が平成に漂う不気味さを忘れてしまったせいかもしれない。平成は(どこかに蓄積された)得体の知れない「怒り」を問う時代だとすれば、令和はその答え合わせの時代だと思う。模範解答を見てから問題を解くような罪悪感があった。 #読了 pic.twitter.com/smtCFhTUAr

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📘水石鉄二/みずいし(読書と文学)Tetsuji Mizuishi (Bookworm)@TetsujiMizuishi

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それともう一つ。本作では、惨殺事件の現場にあった「怒」というメッセージがフックとなって物語が進行するわけだが、2024年の我々は戦争を目撃したことで、大して怒りがなくても殺人はできるということを知ってしまった。これも入り込めなくなった一つの要因だと思われる。

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