ポスト
窓の外に目をやれば、快晴。今日は昼からどんどん気温が上がるらしい。反して君は徐々に温度を失っていく。そっとその左手を手に取り、手の甲を撫でて、僕の両手で包んで、そのまま頬に寄せた。「約束、守れてよかった」“一秒でも私よりも長生きしてね”寂しがり屋な君からの最初で最後の約束だった。
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