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将校が腹を切ろうとしている。部隊を全滅させた責めを負ってのことだった。この期に及んで、将校は自らの死に納得していなかった。頭脳明晰、出世は必然だったのに、たった一つの瑕が文字通り命取りになったのだから。しかし短刀は躊躇なく突き込まれた。彼はあくまで理想の軍人だった。 #140文字小説

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ざき@毎日140文字小説【5周年】@zaki_yama_sun

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