ポスト

映画ではケネス・ブラナーが滋味豊かに演じていたN・ボーアとハイゼンベルグの会話劇(そしてボーアのタイプ係を押し付けられていた妻が、時に冷ややかに、時に怒りを込めて見つめる男たちの劇)。作者の長大な「あとがき」を先に読んだほうが、内容の理解には手っ取り早い。自分のようなど素人には。

メニューを開く

みんなのコメント

メニューを開く

東側の核開発を牽引したハイゼンベルグも、オッペンハイマーとほとんど同じ倫理的な葛藤をトリニティ実験の何年も前に”予感”していたのではないか、という作者の解釈。映画のボーアと戯曲のボーアにはほとんど性格の違いがないので、まるで「オッペンハイマー」ユニバースの一幕みたいに見えてくる。

Yahoo!リアルタイム検索アプリ