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「あはは、君は痩せすぎだから、ちょうどいいと思うよ」 軽口を叩きながら、それでもアベンチュリンはどこか頭の隅から離れない、妄想をまた、思い出した。 クレオパトラが、毒蛇を選んだように。 ソクラテスが、毒杯を自ら煽ったように。 死ぬのなら、レイシオの食事で死にたい。 「…」 食べること

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は、生きることだと。 恋人は、きっと固く信じている。 なのに、どうにも離れない考えが、時々頭を支配する。 それでも。 「…アベンチュリン?」 「いや、体力をつけなくちゃね。レイシオに、栄養は脂肪じゃなくて、筋肉にかえろって言われているから」 「レイシオらしい」 「だろう?」

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