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本当はアイドルになる自分を誰かに認めて貰いたかった筈の少女が、自分には特別な才能も動機もない、ただアイドルに憧れただけのありふれた存在でしかないと思い知らされて、それでも彼女に出来る方法で手を伸ばそうとして行き付いたのが自分のために誰かを使い潰す非道だった、という皮肉。

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ぽてかな@momonekopotte

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ただ、その非道を往くことでしか出会えなかったであろう人達こそが、東ゆうがずっと心の奥底で求めていた「アイドルになろうとする自分を認めてくれる”誰か”」だった。その構図には過ちを犯しながらも必死に夢に手を伸ばした1人の若者への許しに満ちていて、それはどうしようもなく醜く、美しかった。

ぽてかな@momonekopotte

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