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上物の客などいつぶりだろう、胸を踊らせながら美術品達の喧嘩に参加しようとした時、1人が彼女を指さした。 ぁ…っと漏らした声に皆が反応し、視線が移る。 立ち竦む彼女の前で深々と頭を下げる館長がいた。 「いらっしゃいませお客様」と女とも男とも分からない声で丁寧に挨拶をして

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手を引いて案内をはじめる姿を見て私達は肩を落とす。 「可哀想に」 「美術品にされて…あぁ可哀想」 「何日持つか賭けようぜ」 「3日だな」 「1週間だろ?」 「1日だろ!一昨日美術品にされた奴は昨日壊れたぜ!」 また騒ぎ出す彼らを見て私は「壊れないに1票」とせめてもの救いを求めた。

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