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今度出る論集の中でも「自然哲学」という言葉は論者によって様々な意味で用いられていると思うが,私自身はいわゆる scientific philosophy の伝統,つまり科学そのものを対象にする philosophy of science ではなく,自然科学と哲学的思索が混然一体となった営みを指す言葉として使っている.
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歴史上の事例で言えば,DescartesやLeibnizやNewton,あるいはもう少しあとの時代であればHelmholtz,Peirce,Mach,Weylなどを念頭に置いている.Kantの『自然科学の形而上学的原理』やGödelの時間論もこの意味での自然哲学と言えるだろう.