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黒水沈舟は師青玄の背中に当てていた手を離し、「体調はどうだ」と聞いた。 「うん、嘘みたいに良いよ。ありがとう。こんなに毎日他人に法力を流して、君は大丈夫なの?渡し過ぎたら修行に差し支えたりしない?」 「問題ない」 黒水沈舟の法力で死にかけていた師青玄の体は持ちこたえ、完治とはほど

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はるの@hoatyosheren

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遠いものの、日中は体を動かしても吐血することはなくなった。 この山に黒水沈舟に捨てられてから、師青玄はずっと”誰か”を待っていると言っていた。誰を待っているのかは明言しなかったが、それが自分であることはわかっている。 その”誰か”が来るまでしっかり生きないといけないと毎日言っていて、

はるの@hoatyosheren

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