ポスト
受けちゃんは袖ビームに背中を預けた。足元では打ち捨てられたバッグクロージャーが、太陽光によって褪せ、淡水へと色を変えている。こんなことなら、みかんのアルベドはちゃんと取れだなんて言わなければよかったのだ。卵のカラザにしたってそうだ。
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別にあったって困らないのに、つい口うるさく文句をつけたくなってしまう。それは二人の関係が、より気安いものへと移りつつあることを示していたが、それにしたって…言いようというものがある。自身の手元へ視線を落とすと、強く握り込んだせいか。爪のルヌーラがぼんやりと血の気を帯びて、消えかか