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「はい」と応答すると「ご予約いただいた者です」と小声で返ってきた。高いとも低いとも言えないが、妙な心地良さのある声だと思った。いくら健全な目的かつ委員会の公認であっても酔いが醒めていくにつれて徐々に気が引けてきてしまっていた勝だったが、その声に引き寄せられるようにドアを開けた→
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「……はァ?」扉の向こうにいたのはもっさりとした髪と雀斑が散った丸い頬が特徴的な若い男で勝は思わず顔を顰めた。何故なら勝はデビュー3年目の若手だからだ。その勝より若く見えるということは未成年の可能性が大いにある「……っ」勝の反応に男は大きな目を更に見開いていて余計に幼く見えた→