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#A3プラス もっと早くに紬さんと出会いたかったと、そう思った。そうすれば、大きくなってしまった恋心の芽が儚く散っても若気の至りと思い出にできたのに。お酒を飲んだこんなときでさえ頭のどこかで冷静にそんなことを思っていると、カランとグラスが傾けられた。「俺は、大人になってから出会えて→

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良かったと思うよ」バーの間接照明に照らされた頬はほんのり色づいて見えた。くらり眩暈がする。「大人だからこうして夜に会えるし、一緒にお酒も楽しめる」カウンターの下で手が触れる。「"大人"は言い訳にも理由にもなるんだ」こうなることをどこかでわかっていたのかもしれない。私は大人だから。→

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