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面映げに笑う読ドの華奢な肩を後ろから、がしりと読ロの逞しい腕が掴んだ。 不思議そうに目線を向ける読ドから、見上げた読ロの表情は暗い影になって見えない。 「?ロ、くん?」 「……ド」 そこから響く声音は、更に低かった。 「お前に。お話があります」 ソファの上でがっしりと掴まれたままの

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読ドには、これから読ロの長ーい説教?が待っている。 ★★★ 読ドには昔から、本当に悪い癖がある。 何かにつけて、とかく自分を軽く扱いすぎるのだ。例え話にしたところで、己の髪の一房程度で恋人の血肉の一片たりとも引き換えにされてたまるものか、と読ロならずとも誰でも思うことだろう。

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