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→ とんぼは堂々と、尾をまっすぐに飛んでゆく。すでに役目を終えた日だまりの落葉のあたたかさ。人間だから特別なんてことはなく、平凡ゆえに大切な時間が等しく流れているのだ 《算数で０点を取って真っ青になったとき、サッカーでシュートを決めて小躍りしたとき、意識してなかったけど、
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→ 息をしてたよね。その息は、ぼくらが生まれて初めてしたときから、ずーっと変わらずに続いてきています。自分の中に、そんな素晴らしい生命の働きが備わっていること。そのことに誇りを持っていいと思う》『カジン先生のじかん』 教員歌人として生徒を見つめ、素手で世界を慈しむ歌世界が広がる。
