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恋人同期 専七夢 『ブルーヘブンじゃなくっても』 #じゅじゅプラス はっ、と気づくとそこは暖かい浜辺で、七と二人、波打ち際を歩いていた。 真冬の山に跋除にきたはずなのに。 「何らかの術式・領域でしょう」 と言いながら、七はさっさと長い脚を動かし始めた。 「いきますよ」

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まくまく@maquiguchi

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「うん」 と応えると、手を繋がれた。 さらっと、まるで普通のことのように。 「なんか、デートみたいだね」 「単独行動は避けたい」 「寂しんぼだ」 「ひっぱたきますよ」 いつも灰原と騒いで窘められることが多いわたしは、気を引き締めなくてはと思いながらも心弾み、白い浜辺を進んでいく。

まくまく@maquiguchi

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