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原稿中の冬野みはる❄️@Spur_Fuyu

最後の宇宙船が飛び立つ。どこまでも飛ぶ。機体の設計者の私は手を振り終え、人類が一人きりになった星の上で一歩を踏み出した。至極清々しい気分で。私が独り惑星に残ると決まり、悲劇の英雄だとか評されたが、何のことはない、わざと離陸に人の手が要る設計にしたのだ。星の王を気取り深呼吸をする。 pic.twitter.com/rqQr8yPje5

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#文披31題 Day 4 アクアリウム「海へ還る日」 #140字小説 #140字SS x.com/Spur_Fuyu/stat…

原稿中の冬野みはる❄️@Spur_Fuyu

小学校の友達の家には、リビングに立派な水槽があり、いくら見ても飽きなかった。水の音、ライトを浴びる水草、煌びやかな魚たち。アクアリウムだよ、と彼は教えてくれた。その後没交渉となり、彼の一家失踪の噂を聞く。昔聞いた友の囁きが脳裏を過る。「これは故郷の光景だよ。僕ら一族は人魚なんだ」 pic.twitter.com/sdn9zrz57P

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