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吉村昭『羆嵐』新潮文庫 #2024o読んだ本 冒頭から、六線沢の住民が不憫でならなかった。 東北で度重なる水害に困窮→政府の勧めで北海道の築別へ入植→蝗害で村が荒廃→再び政府の勧めで六線沢へ入植→羆に襲われる 安易に移住させる政府の方針で、人々が酷い目にあったとも言える。羆より怖い為政者。 pic.twitter.com/RPqxNTNgKl
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学生時代にWikipediaでこの事件のことを読んだ時は、羆に襲われた現場の凄惨さが強烈に心に残った。 『羆嵐』ではそれよりも、難題に対峙した男達の関係性と心情の変遷が描かれている部分が興味深い。 区長さんが救援部隊に期待するも次第に失望してゆく様、村同士の貧富の差など。