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聞こえてこない。 つまり、国内での枠再配分でかなりの部分、漁業者の不満は解消できるのに、水産庁は漁業種類ごとに縦割りで管理し、それぞれの間の配分量の見直しには消極的だ。「10本釣って水揚げするのは1本か2本だけ」という漁業者の不満は、単純に枠を増やすだけでは解消しない。
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まき網漁業から定置網、釣り漁業へと枠の配分を変更するか、融通できるような仕組みを作ることも必要になってくるだろう。増枠交渉で玉砕した日本政府がやるべきは、もう一度、クロマグロ漁業の実態をよく調査し、多くの漁業者が納得するよう配分の仕方を改めることだ。】