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1951年に書かれたウィリアム・ゴールディングの『蝿の王』は、文明から隔絶された無人島で、社会を築こうとする子供たちの物語。 やがて彼らは野蛮人に回帰するようにして部族を自称し、外敵、獣を中心に団結し、話し合いで物事を決める主人公は孤立する。 しかし選挙からして熱狂に飲み込まれていた。 pic.twitter.com/guGCRTROBp
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子供の発見者ルソーの自然人としての子供。それは善良で無垢な精神の持ち主であったはずが、社会人になる事で不平等に晒され堕落したと唱える。 そのためにルソーは『エミール』で子供が理想とするべき存在としてデフォーの『ロビンソン・クルーソー』を、自然教育の概念を提供する一冊と考えた。 pic.twitter.com/3rRVBaCdH7
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私はこの本を40年近く前に読みました。読んだ当初は、理性を失ってなまの欲望に身をゆだねる蠅の王と孤立しながら文明の規律を守る主人公との対立にハラハラし、主人公が救助船によって救われるのをホッとして読み終えました。 でも今改めて野生は悪?理性・文明は善?と人新生の時代に思い直します。