ポスト
タンタンタンタンタンタンタンタンタン…ドルン!!!ドドドド!!!! 僕の言葉を遮るように二つのサイエルメス社製イプシロン型エンジンがうなりだし、雄たけびを上げ、ゆっくりとプロペラは回る。がたがたとハーケンθ-7は揺れながらゆっくりと進み、つられて赤レンガの街が僕の目の端で
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動き出す。 「よしっ、どうにかエンジンはかかりましたねー、昔取った杵柄は伊達じゃあありませんねー、我ながら完璧」 メイジーはいたって冷静に操縦桿を握る。 「おい、昔取った杵柄ってどういうことだよ!というかまさかパイロットってのは…!」 「言ったでしょう?」