この流れにのって和歌や漢詩など興味を持たれたらまずは国語便覧を読むよろし。

昨年度の大河が話題になった時も、視聴者の大勢が源氏物語や枕草子の知識を持ってるからあんなに楽しめたのだと思う。 「雀の子を犬君が逃しつる」だけでほぼ全員誰の登場かわかるってすごい。

そう、「楽しい」ですよね。顔も知らぬ同時代の方々や、太古の歌人と「一瞬、繋がれる」。「分かる、ワカルぅ〜！」と思える事。

これやこの　行くも帰るも　別れては 知るも知らぬも　豆湯楼（どとる）の羽相浮会（うあいふあい） 我ながら、ドトールを豆湯楼と当て字したのは、天才と思いました。

中学２年生の時「祇園精舎の鐘の声。。」で始まる 平家物語冒頭を翌日までに丸暗記して来いと言われ 相当苦労したけど、このトシになって、その有難味 しみじみ感じるよ。。 不要論？、トンでも無い暴論だと思うがな。。。

これを教養といいます

そういえば、会社のコミュニケーション会議でで俳句か、川柳を詠むテーマで話してたら、何の説明もなく詠み始める日本人に中国人社員がびっくりしてたな。漢詩でもいいよって言ったけど、中国にそんな授業ないらしい。。

それでも古文は国語の一部でやれば十分。古文の学問としての価値が低いだなんて言わないが、今は子供が勉強しないといけない事が多く、その中で優先度が低い。「優先度」を考慮すべきじゃない？ 例えば江戸時代は蘭学や朱子学を学んだけど、優先度で英語や科学に変えた様に。

仰る通りです。ニュースによると国語便覧が品薄になるほど空前の売れ行きとか。大人になってその価値に気づく人が多いのでしょう。高校生なら殆どは持っているはず。 かく言う自分も、大学の史学科に入学して一番苦労したのが古文漢文でした。高校の授業で無駄なものはなかったと実感した次第。

賽の河原のXにも、 たまにこうして輝く玉があるから見てしまいます。