おはようございます☀️ #本日の鹿本 辻村深月「水底フェスタ」 大規模な野外ロックフェスが売りの山村に暮らし村の閉塞感に苛立つ高校生の広海は、かつて村を捨て東京へ行った由貴美と再会する…。 年上女性との恋愛と小さなムラ社会の残酷さが絡み合う物語。 終盤の展開には背筋が寒くなりました🦌 pic.twitter.com/yqhdABmiI4

おはようございます☀️ #本日の鹿本 米澤穂信「折れた竜骨」 "魔法"が存在する十二世紀末のヨーロッパを舞台にした作品。 刊行当時、あの米澤先生がファンタジー小説を書いたのかと戸惑いましたが、いざ読んでみると特殊設定を巧みに援用した見事すぎるミステリ✨ 米澤先生の発想力に感服です🦌 pic.twitter.com/I7qh2C1rzz

おはようございます☀️ #本日の鹿本 井上真偽「探偵が早すぎる」 "事件が起こる前にトリックを見破ってしまう探偵"という設定が斬新すぎる一作✨ 父の死により莫大な遺産を相続した女子高生の一華。その遺産を狙う親族たちのキャラがとにかく濃い！ たまには変化球なミステリーも良いものです🦌 pic.twitter.com/gf00elFMwM

おはようございます☀️ #本日の鹿本 桜井美奈「殺した夫が帰ってきました」 目の前に現れた男は、かつて崖から突き落とし殺したはずの"暴力夫"だった…。 ミステリーとしての仕掛けよりも、物語が内包するテーマの部分に色々と考えさせられた一作。 常に先が気になる構成、読みやすさも魅力的です🦌✨ pic.twitter.com/Tls35qHxUA

おはようございます☀️ #本日の鹿本 ミヒャエル・エンデ「モモ」 円形劇場の廃墟に住みついた不思議な少女モモと「時間」を独占しようとする"時間どろぼう"との対決を描いた児童文学の金字塔的作品。 空想力に富んだ世界は子供たちを虜にし、大人になって読むと更に物語の深みに気が付く名作です🦌 pic.twitter.com/TZkMaKkpXK

おはようございます☀️ #本日の鹿本 宮部みゆき「ステップファザー・ステップ」 ひょんなことから中学生の双子の兄弟と一緒に暮らすこととなったプロの泥棒の生活を、ユーモアたっぷりに描いた傑作短編集。 ライトな読み心地が魅力的✨ 単行本化されていない幻の続編があることでも有名です🦌 pic.twitter.com/2lNBcaMm0X

おはようございます☀️ #本日の鹿本 乙一「GOTH リストカット事件」 高校生の"僕"と友人の森野夜が猟奇的な事件に関わっていく連作短編集。 本作は2002年の刊行直後に読みましたが、乙一先生のずば抜けた才能に改めて衝撃を受けた１作。 "僕"と森野の世界にいつまでも浸っていたくなります🦌 pic.twitter.com/2wphsWkpMW

おはようございます☀️ #本日の鹿本 連城三紀彦「夜よ鼠たちのために」 かつて"幻の名作"と評された傑作短編集✨ こちらの復刻版が出るまでは元の1998年刊行版に1万円程の値がついており、当時は本気で買おうか悩んでました。 しかし今になって考えると文庫本に1万円…いやぁ、危ない危ない🦌💦 pic.twitter.com/0RCZny2LpS

おはようございます☀️ #本日の鹿本 岩井志麻子「ぼっけえ、きょうてえ」 明治時代、岡山の遊郭で寝付かれぬ客にぽつり、ぽつりと女郎が身の上話を語り始める…。 岡山弁での語りがとにかく不気味でおぞましく、夢にまで出てきそうな背筋も凍る傑作ホラー😨 同時収録の他三編もかなり怖いです🦌💦 pic.twitter.com/llSWfFvD74

おはようございます☀️ #本日の鹿本 早見和真「店長がバカすぎて」 書店で働く谷原京子は、大好きな本に囲まれながらも多忙な日々を送っている。"非"敏腕店長の山本に苛立つ京子だったが…。 読書で久々に声を出して笑ってしまったユーモア溢れる連作集✨ 書店員のリアルな日常描写も秀逸です🦌 pic.twitter.com/YEdaGGdBVH

おはようございます☀️ #本日の鹿本 福井晴敏「亡国のイージス」 日本の国防問題を壮大なスケールで描いた傑作長編。 日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞、大藪春彦賞をトリプル受賞したのも頷ける、ジャンルの枠を超えた圧巻の超大作✨ これまでの自分の読書歴でも、ベスト級の１冊です🦌 pic.twitter.com/egUwNKcFkS

おはようございます☀️ #本日の鹿本 米澤穂信「インシテミル」 破格の高額報酬に惹かれ、ある実験の被験者募集に応募した12人の男女。しかしそれは参加者同士が殺し合う殺人ゲームだった…。 米澤先生らしいクローズド・サークルの傑作✨ ミステリー小説に詳しい人ほど騙されやすい仕掛けが見事です🦌 pic.twitter.com/sVpSCVW2tg

おはようございます☀️ #本日の鹿本 櫛木理宇「少年籠城」 地方の温泉街で発見された子供の惨殺遺体。容疑をかけられた少年は警官の銃を強奪し、食堂へ立て籠る…。 ネグレクトや子供の貧困といった問題の根源に存在する身勝手な大人たちに怒りを覚えながら一気読み。 少年の切実な言葉に涙しました🦌 pic.twitter.com/KFJi6Fxlpa

おはようございます☀️ #本日の鹿本 神津凛子「ママ」 愛する娘と二人暮らしのシングルマザーを襲う絶望的な恐怖とは…。 【世にもおぞましいミステリー〈オゾミス〉】で話題になったデビュー作に比べ、より体や心の"痛み"がダイレクトに伝わってくるホラー作品💦 寝苦しい夜にオススメです🦌 pic.twitter.com/jDtqgMV3wC

おはようございます☀️ #本日の鹿本 赤松利市「らんちう」 惨殺されたリゾート旅館の総支配人。自首をした６人の従業員たち。被害者はなぜ殺されたのか…。 終盤、事件の真相が見えてくるに連れ色々な意味で"怖っ！"となる怪作。 読み始めると、ページを繰る手が止まらなくなります🦌 pic.twitter.com/Jkph1b8dam

おはようございます☀️ #本日の鹿本 三崎亜記「となり町戦争」 ある日突然始まった〈となり町〉との戦争。人々が平穏な日々を送る中、町の広報紙には戦死者数が掲載される…。 最初はユーモア混じりの非日常系話かと思いきや、意外なほどシリアスな内容に驚き。 決して"他人事"ではない物語です🦌 pic.twitter.com/yR1fOh1727

おはようございます☀️ #本日の鹿本 帚木蓬生「逃亡」 第二次世界大戦中、お国のためだったはずの「任務」が敗戦後「犯罪行為」とされた日本人憲兵を主人公に、憲兵狩りや戦犯追及からの逃亡劇を描いた傑作長編。 戦争について深く考えさせられ、特に憲兵に対する見方が変わった忘れ難い作品です🦌 pic.twitter.com/1xZuuxiqVo

おはようございます☀️ #本日の鹿本 東野圭吾「容疑者Xの献身」 【ガリレオシリーズ】初の長編作品。 学生時代の湯川が唯一天才と認めたかつての親友・石神との対決は、東野作品屈指の読み応え✨ 本作の事件の顛末を知った方は、同じくガリレオシリーズの傑作『沈黙のパレード』もぜひお読み下さい🦌 pic.twitter.com/mmwQqBdebA

おはようございます☀️ #本日の鹿本 乾ルカ「六月の輝き」 六月の同じ日に隣同士の家で生まれた美奈子と美耶。いつも一緒の2人だったが、11歳の夏、美那が持つある特別な能力がきっかけでその関係が壊れていく…。 胸が苦しくなる展開もありながら、確かな"輝き"も感じられた物語✨ オススメです🦌 pic.twitter.com/5o8vFU26Yd

おはようございます☀️ #本日の鹿本 黒川博行「国境」 二宮&桑原コンビが詐欺師を追って北朝鮮へと潜入する【疫病神シリーズ】第２弾。 相変わらずの関西弁による２人の掛け合いの面白さに加え、今作ではアクション映画並みのスピード感溢れる展開に興奮度MAX！ シリーズ随一の傑作だと思います🦌✨ pic.twitter.com/5x21gct01R

おはようございます☀️ #本日の鹿本 宮部みゆき「R.P.G.」 ネット上の疑似家族内で殺人事件が発生。警察の取調室を舞台に描く異色のミステリー。 大作『模倣犯』に続いて刊行された宮部先生初の文庫書き下ろし作品で、巧みに仕掛けられたトリックにしっかり騙されました✨ ２度読み必至の傑作です🦌 pic.twitter.com/ZDQg9PAVBS

おはようございます☀️ #本日の鹿本 ジョン・ディクスン・カー「火刑法廷」 "密室の王者"と称されるカーの有名すぎる１冊✨ 消える人影や死体消失などオカルト色の強い古典ミステリーですが、とにかく最終章のラスト５ページは必見！ 賛否はあれど、あの"驚き"はなかなか味わえません🦌 pic.twitter.com/PQiDO6HO6J

おはようございます☀️ #本日の鹿本 深町秋生「煉獄の獅子たち」 傑作『ヘルドックス』の前日譚にあたるシリーズ２作目。 圧倒的な血と暴力に満ちた物語は鳥肌モノの凄さ！ 更に、前作を読んだ読者の心理を見事に利用したある展開が秀逸✨ まさに煉獄から地獄へと突き進む"獅子たち"に魅せられます🦌 pic.twitter.com/WoPhAbP5OP

おはようございます☀️ #本日の鹿本 長岡弘樹「傍聞き」 上質かつ異なったテイストのミステリ４編を味わうことのできる傑作短編集。 どの作品も巧みな構成が効いていて仕掛けも面白く、個人的には長岡先生の代表作『教場』よりもこちらの方が好みでした✨ ミステリ初心者にもオススメです🦌 pic.twitter.com/vLxwbIN4vE

おはようございます☀️ #本日の鹿本 横山秀夫「動機」 横山先生は『半落ち』『クライマーズ・ハイ』『64』といった長編作品で有名ですが、短編小説も本当に巧い✨ 特に本書の表題作「動機」は、警察署内で起きた警察手帳の大量紛失事件の謎と警察官たちの署内抗争劇を見事に絡ませ描いた傑作です🦌 pic.twitter.com/zHgXywwARt

おはようございます☀️ #本日の鹿本 早見和真「イノセント・デイズ」 放火殺人の罪で死刑を宣告された田中幸乃、30歳。凶悪犯として世間を賑わすが、果たして凶行の真相は、そして幸乃は本当に犯人なのか…。 読了後、複雑な感情に胸が苦しくなった作品。 多くの方に読んでいただきたい1冊です🦌 pic.twitter.com/o0E0aPHTsd

おはようございます☀️ #本日の鹿本 貴志祐介「新世界より」 1000年後の日本。【神の力】を手に入れた人類の運命、そして"新世界"の真実とは…。 SFが好きな方もそうでない方も、一度は読むべき大傑作✨ かなりのボリュームですが、事前情報なしの一気読みがオススメ！ この世界観は凄まじいです🦌 pic.twitter.com/gShmPfaBXN

おはようございます☀️ #本日の鹿本 アガサ・クリスティー「ゼロ時間へ」 海辺の館で起きた殺人事件。金目的の犯行かと思われたが、それは恐るべき殺人計画の序章に過ぎなかった…。 殺人の起こる瞬間〈ゼロ時間〉へ向けて進行していく構成が秀逸✨ 最後の最後まで判然としない事件の真相に興奮です🦌 pic.twitter.com/50trsUEFYQ

おはようございます☀️ #本日の鹿本 島田荘司「写楽 閉じた国の幻」 天才浮世絵師・東洲斎写楽の正体に迫る傑作ミステリー。 現代編・江戸編の二つのパートを交互に配し、島田先生らしい捻りの効いた展開から解明される"写楽の正体" に興奮✨ 写楽を世に出した蔦屋重三郎も非常に魅力的でした🦌 pic.twitter.com/y1m3sF8uNt

おはようございます☀️ #本日の鹿本 山口雅也「生ける屍の死」 アメリカの片田舎で死者が次々と甦る怪現象が起きる中、殺人事件が発生。 自らも死から甦った主人公は死者だったことを隠しつつ、【死者が甦る状況下での殺人劇】の真相を探っていく…。 ミステリー史に残る名作中の名作✨オススメです🦌 pic.twitter.com/QGFcFlcoox

おはようございます☀️ #本日の鹿本 梁石日「血と骨」 1930年代から戦後にかけての大阪を舞台に、その巨漢と凶暴性で極道からも恐れられた男・金俊平の壮絶な人生を描いた大作。 著者の父親をモデルにしたという金俊平の存在感がとにかく凄まじい。 底の見えない欲望の闇に呑み込まれそうになります🦌 pic.twitter.com/WvtH4uIWtM

おはようございます☀️ #本日の鹿本 太田愛「犯罪者」 白昼の駅前広場で起きた通り魔事件。ただ一人助かった青年・修司は、刑事の相馬、その友人・鑓水と共に事件の真相を追う…。 クライムノベルの大傑作！✨ 本作から『幻夏』『天上の葦』と続く三部作は、ぜひ多くの方に読んでいただきたいです🦌 pic.twitter.com/Lyp9HILdr4

おはようございます☀️ #本日の鹿本 船戸与一「猛き箱舟」 自分の中で【冒険小説】と言えば船戸先生の名前が一番に思い浮かび、船戸作品で最も好きなのが本作です✨ 圧倒的なリーダビリティで読者を呑み込み、翻弄し、疲弊までさせ最後には心から満足させる。 冒険小説の鑑とも言える大傑作です🦌 pic.twitter.com/sbeIgqqjlv

おはようございます☀️ #本日の鹿本 アガサ・クリスティー「アクロイド殺し」 ミステリ史上最も有名なトリックの１つが仕掛けられた、ポアロ・シリーズ３作目。 英国小説史でおそらく初の、麻雀をするシーンがあることでも有名🀄 未読の方は間違いなく読んで損のない、古典ミステリの傑作です🦌✨ pic.twitter.com/IRczBl7NdY