おはようございます☀️ #本日の鹿本 藤原伊織「テロリストのパラソル」 江戸川乱歩賞と直木賞を史上初めてW受賞した名作。 ミステリーというよりはハードボイルド色がかなり強く、登場人物たちの言動がとにかく渋くてカッコいい✨ 初読は10代の頃だったので、改めて読み直してみたい１冊です🦌 pic.twitter.com/mooWQC8KR0

おはようございます☀️ #本日の鹿本 木下半太「悪夢のエレベーター」 エレベーター内に閉じ込められた男女４人の顛末を描く、傑作コメディサスペンス。 表紙の雰囲気から軽い感じのバカミスかなぁと勝手に高を括って読み、予想外の展開と面白さに驚いた作品✨ 読書ビギナーの方にもオススメです🦌 pic.twitter.com/UukKlbMVgJ

おはようございます☀️ #本日の鹿本 伊坂幸太郎「AX」 〈殺し屋シリーズ〉第３弾は、恐妻家の殺し屋のお話。そして父と息子 ― 家族の物語。 伊坂先生の言葉を紡ぐ力、巧さに改めて感服させられた質の高い一冊。 読了後、今は離れて暮らす実家の父親の声が聞きたくなりました🦌 pic.twitter.com/3rgPuCobf8

おはようございます☀️ #本日の鹿本 ピエール・ルメートル「悲しみのイレーヌ」 【ヴェルーヴェン警部シリーズ】１作目。 日本では続編『その女アレックス』が先に翻訳され大ヒットしましたが、そちらの冒頭で本作の衝撃的な結末があっさり明かされているので、読む順番には要注意です🦌⚠️ pic.twitter.com/pKkHwKw7y1

おはようございます☀️ #本日の鹿本 東野圭吾「悪意」 個人的にホワイダニット小説の傑作だと思う１冊✨ 【加賀恭一郎シリーズ】の中でも地味な話なのであまり人気はないだろうかと思いきや、いざSNSを始めてみると本作を評価している方が多く大変嬉しい驚き！ 未読の方はぜひオススメです🦌 pic.twitter.com/VDiNFAjpoy

おはようございます☀️ #本日の鹿本 冲方丁「天地明察」 江戸時代、日本独自の暦を作ることとなった渋川春海の生涯を描く傑作時代長編。 【マルドゥックシリーズ】などで知られる冲方先生らしく文体も比較的軽めで、時代小説が初めてという方にもオススメしやすい１冊✨ 登場人物たちが魅力的です🦌 pic.twitter.com/3HmA6O7yGH

おはようございます☀️ #本日の鹿本 牧薩次「完全恋愛」 レジェンド・辻真先先生がアナグラム名義で発表した本格ミステリ大賞受賞作。 「他者にその存在さえ知られない罪を完全犯罪と呼ぶ では他者にその存在さえ知られない恋は完全恋愛と呼ばれるべきか？」 という冒頭の文章で心を掴まれました🦌✨ pic.twitter.com/hLyRT18QTZ

おはようございます☀️ #本日の鹿本 青崎有吾「体育館の殺人」 風ヶ丘高校の旧体育館で起きた刺殺事件。学内一の天才・裏染天馬は真相解明を依頼されるが…。 語り口はライトながら本格ミステリとしての質はかなり高い良作✨ クイーン作品を想わせる〈読者への挑戦〉にもテンションが上がります🦌 pic.twitter.com/ta53iY4hqT

おはようございます☀️ #本日の鹿本 平山夢明「ダイナー」 プロの殺し屋たちが通い詰める会員制ダイナーを舞台にした極上のノワール小説。 ある程度のバイオレンス描写が平気であれば、絶対に読むべき大傑作✨ シェフのボンベロ&ヒロインのカナコは勿論、次々登場する殺し屋たちも最高に魅力的です🦌 pic.twitter.com/tOFUEkXI62

おはようございます☀️ #本日の鹿本 宮部みゆき「クロスファイア」 念じるだけで対象を燃やすことのできる"念力放火能力"を持つ女性を描いた傑作ミステリー🔥 個人的に宮部作品の中でもベスト５に入る大好きな一作✨ 中編集『鳩笛草』に収録された本作の前日譚となる『燔祭』も合わせてオススメです🦌 pic.twitter.com/RtZTnovGdW

おはようございます☀️ #本日の鹿本 芦沢央「悪いものが、来ませんように」 不妊と夫の浮気に悩む紗英。育児中で社会となじめずにいる奈津子。互いを心の支えとする二人の関係が恐ろしい事件を呼ぶ…。 初めて読んだ芦沢作品で、大胆な仕掛けに唸らされた一作✨ 女性同士の歪な関係にゾクっとします🦌 pic.twitter.com/TEkarUmfyu

おはようございます☀️ #本日の鹿本 村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」 高い壁に囲まれ外界との接触がない街に住む〈僕〉と、老科学者により意識の核に思考回路を組み込まれた〈私〉。 静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇が交互に語られ、読者の心を強く惹きつける傑作です🦌 pic.twitter.com/Lb2tCXugZe

おはようございます☀️ #本日の鹿本 アガサ・クリスティー「秘密機関」 幼馴染みの男女二人が英国を揺るがす極秘文書争奪戦に巻き込まれる〈トミー&タペンス〉シリーズ１作目。 若さ溢れる二人のキャラクターがとにかく魅力的で、最後の最後まで楽しませてくれる見事な冒険譚✨ ぜひオススメです！🦌 pic.twitter.com/mYiUBs7OyC

おはようございます☀️ #本日の鹿本 今邑彩「ルームメイト」 大学入学を機に上京した春海は、不動産屋で偶然出会った麗子と共同生活をすることに。しかし数ヶ月後、麗子は突然失踪してしまう…。 読者を飽きさせないリーダビリティに優れた一作✨ 可能な限り、事前情報なしで読むのをオススメします🦌 pic.twitter.com/5SgBjqXRui

おはようございます☀️ #本日の鹿本 小川哲「地図と拳」 日露戦争前夜から第二次大戦後にわたり、満州の架空の都市で多くの運命が絡み合う大作。 主人公は"街"そのもの。 戦争を通し、生まれや立場の異なる人々の思いが白地図に街の姿を描くように熱くぶつかり合う。 作者の想像力に只々脱帽です🦌 pic.twitter.com/wyA0BEiTz4

おはようございます☀️ #本日の鹿本 小野不由美「屍鬼」 人口1300人の小さな村が舞台の傑作ホラー長編。 とにかく後半へ進めば進むほど物語の世界から抜け出せなくなる徹夜本✨ 初読は上下巻の分厚い単行本だったのですが、並べると横に繋がっていく文庫版の表紙絵も不穏な感じで見応えありです🦌 pic.twitter.com/orC710n2aM

おはようございます☀️ #本日の鹿本 船戸与一「蝦夷地別件」 18世紀末、東蝦夷地で起きたアイヌ民族最後の蜂起〈クナシリ・メナシの戦い〉を壮大なスケールで描いた歴史超大作。 船戸先生らしい精緻かつ力強い筆致と、複眼的視野で描かれる物語の重厚さは圧巻✨ 鮮烈なラストに思わず身震いしました🦌 pic.twitter.com/hamKj6rx6Z

おはようございます☀️ #本日の鹿本 吉田修一「パレード」 男女4人の若者が共同で暮らす都内のマンション。ある日男娼のサトルが転がり込み、彼らの暮らしに小さな波紋が広がり始める…。 安易な群像劇では終わらない、まさかのラストに衝撃。 全てを知ると、この表紙すら恐ろしく感じます🦌💦 pic.twitter.com/ViIUfhMaqn

おはようございます☀️ #本日の鹿本 貴志祐介「ダークゾーン」 異形と化した"人間駒"が、軍艦島を舞台に壮絶バトルを繰り広げる傑作長編。 将棋にも似た複雑な戦闘シーンも、巧みなゲーム設定と緻密な描写で読者を引き込む力は流石✨ ラストは賛否あるようですが、それも含め一読の価値アリです🦌 pic.twitter.com/fnAp5IknCa

おはようございます☀️ #本日の鹿本 麻耶雄嵩「螢」 京都山間部の屋敷に肝試しへと来た、オカルト探険サークルの学生たち。嵐に見舞われる中、第一の殺人が起きる…。 館を舞台にしたクローズド・サークル物ですが、作中のある"仕掛け"に唸らされた一作✨ 見破ったと思っても、最後まで油断禁物です🦌 pic.twitter.com/SO55GaIcQb

おはようございます☀️ #本日の鹿本 アーナルデュル・インドリダソン「湿地」 それまで北欧ミステリというものにほとんど馴染みがなかったのですが、タイトル通りどこか湿った感じの重々しい空気感に惹かれシリーズのファンに✨ ただ登場人物たちのクセのある名前に慣れるのにはひと苦労しました🦌💦 pic.twitter.com/lgg2FaKzUh

おはようございます☀️ #本日の鹿本 門井慶喜「おさがしの本は」 財政難による廃止が噂される市立図書館を舞台にした連作短編集。 主人公は利用者の依頼で本を探す〈調査相談課〉所属の司書。 様々な本の蘊蓄に加え、図書館の存在意義も考えさせられる一冊。 読むと図書館へ足を向けたくなります🦌✨ pic.twitter.com/SGrEAKSF9w

おはようございます☀️ #本日の鹿本 貫井徳郎「慟哭」 20年近く前、本好きの先輩に「これ凄い面白いから読んで」と渡され何の予備知識もなく読み、思いもよらぬ展開に心底驚いた１冊。 今ではあるトリックで有名な作品ですが、そうした事を全く知らずに読めたのはとても幸運でした✨ 先輩に感謝です🦌 pic.twitter.com/Z45gPdsP3I

おはようございます☀️ #本日の鹿本 呉勝浩「爆弾」 些細な傷害事件で警察署に連行された中年男。取り調べの中で、男は都内で起きる"爆発"を予言していく…。 とぼけた言動を繰り返す男に翻弄される警察の人々。 苛立ちや虚しさを強く感じる物語でしたが、僅かながら"光"も見えた衝撃作です🦌 pic.twitter.com/3c3R8G4LbW

おはようございます☀️ #本日の鹿本 西加奈子「漁港の肉子ちゃん」 港町で暮らす肉子ちゃんと娘のキクりん。見た目も性格も対照的な母娘だけど、２人の掛け合いは本当に楽しく愛らしい…。 港町で日々を"生きる"人々も最高に魅力的。 元気を貰いつつ目頭も熱くなった文句無しの傑作です🦌✨ pic.twitter.com/wOsPgfgSYG

おはようございます☀️ #本日の鹿本 島田荘司「北の夕鶴2/3の殺人」 吉敷刑事が元妻の無実を証明するため北の大地を奔走するシリーズ３作目。 個人的に〈吉敷竹史シリーズ〉最高傑作は『奇想、天を動かす』だと思ってますが、トリックの衝撃では本作が随一✨ 満身創痍で謎に挑む吉敷の姿に感涙です🦌 pic.twitter.com/fUSwLkUnJQ

おはようございます☀️ #本日の鹿本 辻村深月「ハケンアニメ！」 伝説の天才監督と気鋭の新人監督の新作アニメ。"覇権"の称号を得られるのはどちらの作品か…。 アニメ制作に携わる人々の想いに感動✨立場や役割は違えど、各々の本気がぶつかり合って初めて魅力的な作品が生まれる。熱い物語です🦌 pic.twitter.com/XeAMPhlJmp

おはようございます☀️ #本日の鹿本 北森鴻「桜宵」 三軒茶屋のビアバー〈香菜里屋〉のマスター工藤が、客から持ちかけられた謎を解明する連作短編シリーズ２作目。 表題作は今の時季にピッタリの内容ですが、やや重めの事件が多いのも印象的。 前作に続き、工藤の作る料理の数々は食欲をそそります🦌 pic.twitter.com/cAW4oDYmwV

おはようございます☀️ #本日の鹿本 斜線堂有紀「楽園とは探偵の不在なり」 二人以上殺した者は"天使"によって地獄に引き摺り込まれる世界。探偵の青岸は、天使が集まる島で起きるはずのない連続殺人事件に遭遇する…。 斬新な特殊設定に唸らされた一冊✨ 孤島や館など、本格ファンには溜まりません🦌 pic.twitter.com/E89eWFlewR

おはようございます☀️ #本日の鹿本 美輪和音「強欲な羊」 〈第７回ミステリーズ！新人賞〉受賞の表題作を始め、"羊"をキーワードとした５編収録の連作集。 捻りの効いたミステリーとしての面白さに加え、ゾッとするホラー要素も味わえる贅沢な一冊。 最後の最後まで読者を楽しませてくれます🦌✨ pic.twitter.com/374y8WjBO1

おはようございます☀️ #本日の鹿本 歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」 【どんでん返し系】のミステリーはこれまで数多く読んできましたが、その中でも本作のある"仕掛け"には心底驚き、苦笑し、見事に２度読みさせられました✨ 未読の方は、素直に読んで気持ちよく騙されましょう🦌 pic.twitter.com/DdywjNu1y8

おはようございます☀️ #本日の鹿本 浅倉秋成「教室が、ひとりになるまで」 高校のクラスで起きた生徒の連続自殺。遺書は全て同じ文言。果たしてそれは、本当に"自殺"だったのか…。 ある特殊な設定が効いた本格学園ミステリ✨ スクールカーストなど、高校生のリアルな苦悩や葛藤の描き方も秀逸です🦌 pic.twitter.com/hm9vF5QGJS

おはようございます☀️ #本日の鹿本 桐野夏生「OUT」 深夜の弁当工場で働く４人の主婦たち。その中の１人・弥生の夫殺害がきっかけとなり、彼女たちの人生の歯車が狂っていく緊迫のクライム・ノベル。 間違いなく、日本の犯罪小説史に残る大傑作✨ 初めて読んだ時の興奮は、今でも忘れられません🦌 pic.twitter.com/3QO4CiEw4A