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筒井康隆『ロートレック荘事件』 ロートレックの作品に彩られた洋館に集まった若者たち。優雅なバカンスがはじまると思われたが… 作者注釈つきの真相解説がめちゃくちゃ丁寧。ちゃんと伏線回収してくれる。館に飾られている作品の挿絵もありミステリあまり読んでない人も楽しめそう。 #フジ本 pic.x.com/pQdrQin0sY
穂波了『忍鳥摩季の紳士的な推理』 空間ループ、時間停止、精神操作、タイムリープといった超常現象をベースとした事件を摩季と先生が推理する連作短編集。 特殊設定を前提とした謎解きは複雑になるかと思いきやとてもわかり易いしライトで読み易い。読後感も良かった。 #フジ本 pic.x.com/je08UG1uwN
森バジル『なんで死体がスタジオに!?』 特番「ゴシップ人狼」の生放送直前に大御所俳優の死体を発見した崖っぷちPは無事放送を乗り切れるのか。 ドタバタコメディの楽しさで引っ張られテンポも良い。ミステリとしてはと思ってたらラストにしてやられた。作者のバラエティへの思いも伝わる。 #フジ本 pic.x.com/0JucM5acqA
呉勝浩『爆弾』 軽犯罪で取調べを受けている冴えない中年男スズキタゴサクが突然爆発を予言する… スズキタゴサクと特殊班との取調室での頭脳・心理戦はもちろん面白かったけど、それ以上に事件に臨む警察側の面々の描写が刺さる。誰も好きにはなれないけど全員に共感してしまう。 #フジ本 pic.x.com/w3wtAdzjjk
中町信『模倣の殺意』 服毒自殺を遂げたとされる作家。彼と生前関係のあった二人の人物がその死に疑問を抱き調査をはじめる。 50年以上前の作品。わかってたのにやられてしまった。言われたら完全にそうでしかない。凄い。 #フジ本 pic.x.com/6XxuqZNPSv
逸木裕『五つの季節に探偵は』 同級生の依頼をきっかけに謎を暴かずにはいられない自分に気づいたみどりが出会う5つの事件。 目次で季節の巡り方にびっくりした。16年間の成長物語。主人公みどりの人物描写が素晴らしかった。まあほろ苦になるよね。2話目の香道の話が興味深かった。 #フジ本 pic.x.com/yVUvfZp4SU
有栖川有栖『月光ゲーム Yの悲劇'88』 火山の噴火によりキャンプ場に取り残された17人の大学生。その中の一人が殺害され現場にはYのダイイングメッセージが。 学生アリス1作目。本格にして青春。流石のロジックで謎解きパートは唸った。犯人当ては面白い。アリスたちの関西弁も心地よい。 #フジ本 pic.x.com/iham7FKWsW
本城雅人『九人のレジェンドと愚か者が一人』 26年前の伝説の逆転劇を特集する番組制作を進める平尾。その中で隠れたレジェンドにまつわるある事件が浮かび上がってくる。 設定は面白かった。試合の裏側的な話は楽しいけど各インタビューシーンで同じ話題が繰り返され冗長に感じた。 #フジ本 pic.x.com/pb06u66iwy
井上夢人『プラスティック』 出張中の夫の帰りを待つ主婦の日記からはじまるフロッピィ。その中に収められた54個のファイルを読み進めると… これは面白い。冒頭から引き込まれて止まらなかった。仕掛け自体には気づくけどそこからの展開、ラストが良すぎた。 #フジ本 pic.x.com/ghtvgttrke
信国遥『あなたに聞いて貰いたい七つの殺人』 ラジオマーダーVSラジオディテクティブ。美人ジャーナリストからの依頼を受けた探偵はネット上での殺人実況を止められるのか。 探偵視点と警察視点の2軸が交わってからの勢いに引き込まれた。後半に入ってからは一気読み。 #フジ本 pic.x.com/ma5jsrodhd
岡嶋二人『焦茶色のパステル』 2頭のサラブレッドとともに競馬評論家の夫が牧場で銃殺された香苗は友人の芙美子と真相を調べはじめる。 正統派ミステリ。ストーリー、伏線、人物描写、ハラハラドキドキ展開等文句なしに面白い。競馬知らなくても楽しめるはず。 #フジ本 pic.x.com/yss3fs8oni
獅子吼れお『Q eND A』 早押しに負けても能力がバレても死ぬゲームに巻き込まれたA。クイズの答えがわかる能力を得たAはクイズ王Qを乗り越えて生還できるか。 設定が最高。面白いに決まってる。クイズへの思いや能力バトル等アツい展開に震える。マイカちゃん推しです。こういうのやりたい。 #フジ本 pic.x.com/xelpclayvz
小野不由美『くらのかみ』 古い屋敷に集まった一族。おとなたちに迫る危機は行者の祟りか。座敷童子は誰なのか。 少年探偵団が聡い。ホラーかなと思いきやミステリ。児童向けらしくとても読み易い。ほっこりすらする。後半になって出てきた屋敷見取り図に感謝。 #フジ本 pic.x.com/npore2hbuh