#世界の名言・珍言 「ホレイショよ、天と地の狭間には哲学で理解できぬ事が存在するのだ」 ーシェイクスピア『ハムレット』1.5。 人間はいつの時代も「固定概念」を基に物事を見ているのだと実感します。 画像はWIkipediaより。 pic.twitter.com/PrDwz30D3w

#世界の名言・珍言 「皆の衆、我らが執政官の何と珍妙な事よ」 ー小カトー(プルタルコス『英雄伝』小カトー.22)。 キケロの皮肉に対する感想。珍妙な人物を執政官に選出した市民への皮肉に解釈すると、選挙に国民の品位が反映されるという点が辛辣にも感じます。 画像はWikipediaより。 pic.twitter.com/CmCVCsfyfO

#世界の名言・珍言 「君が私を理解せず自分と同じと思い試した事は驚かないし咎めない。だが君は私を買収出来なかったし、他者を買収しようなどとも考えず早々に街を去るがよい」 ーエパミノンダス(ネポス『英雄伝』15.4)。 高潔さとそれに依存したテーバイの弱さが見えます。 画像はWikipediaより。 pic.twitter.com/MnZYwnUbDb

#世界の名言・珍言 「せめて出発の時だけでも、万歳を受けておく方がいいよ」 ー小村寿太郎 ポーツマスへと見送る群衆の期待が失望に変わる事を予期した言葉。期待に応えられないと分かっていても交渉に全力を尽くさなければならない外交官の悲哀に思えます。 画像はWikipediaより。 pic.twitter.com/clEkJZ6aAT

#世界の名言・珍言 「平和とは何か、それはどういった誓約で保障されるというのか？我らが国家の名の下に立てたカエサルへの誓約は足蹴にされたではないか」 ーレピドゥス(アッピアノス『内乱史』2.131)。 「信義」に基づく「平和」の脆い一面を感じさせます。 画像はWIkipediaより。 pic.twitter.com/4IIE4kuOH6

#世界の名言・珍言 「アルクメネの子息でさえかつて売られ、粗末なパンで耐え忍んだと誰もが知っているのだ」 ークリュタイムネストラ(アイスキュロス『アガメムノーン』1040-145) 奴隷時代のヘラクレスに言及した言葉。貧しさの象徴が食べ物な点はいつの時代も同じに思えます。 画像はWikiediaより。 pic.twitter.com/lL9iee8kEF

#世界の名言・珍言 「戦争中の事を後世の者は、人々が砲声と弾丸の雨に怯えて暗い生活をしていたと思うだろうが、戦争中にもやはり花が咲き、人々はそれを見て喜びを覚えたのだ」 ー吉田茂/イリア・エレンブルグ ウクライナ等で営まれている「日常」を心に留めておきたいです。 画像はWikipediaより。 pic.twitter.com/1D4yg8sSbx

#世界の名言・珍言 「この世は愚か者で満ち溢れているのだ」 ーキケロ(『縁者・友人宛書簡』9.22)。 人間の品性について論じた言葉。下品とされる振る舞いは人間的である事の裏返しなのではとも思えます。 画像はWikipediaより。 pic.twitter.com/qIGvmfIaCW

#世界の名言・珍言 「俺はそいつを全く知らんのだよ。だがどこもかしこも『正しき者』って持て囃すから辟易しているのさ」 ーアテナイのある田舎者。 陶片追放の理由を本人と知らずに漏らした言葉。よく知らない人物が「正しい」と言われれば胡散臭く感じるのは自然な心情なのかもしれません。 pic.twitter.com/xzX6Nqi5k0

#世界の名言・珍言 「合い言葉は『自由』だ。目的地はリシャンカ、2300」 ーマンシュタイン。 コルスンでソ連軍に包囲されたドイツ軍への脱出命令。司令官のシュテンマーマン大将をはじめ多くの犠牲を払った末の脱出に、「自由」の重みを感じます。 画像はWikipediaより。 pic.twitter.com/NgNnNniBsO

#世界の名言・珍言 「そんな小さなお考えでは困ります。今貴方様が考えるべきは、どうすれば皇帝になれるかというもっと大きな事なのですぞ。」 ー親衛隊員グラトス(ヨセフス『ユダヤ古代誌』19.3)。 命乞いするクラウディウスへの言葉。単刀直入で非常時の空気が伝わります。 画像はWikipediaより。 pic.twitter.com/mxFAk9g1HA

#世界の名言・珍言 ｢あの者らが漁っているのは全て貴殿の財産に他なりませぬ。｣ ークロイソス（ヘロドトス『歴史』1.88）。 捕虜となり王都が略奪されている光景をキュロス大王に説明した言葉。未練を見せない点がかつての｢王者｣なのだと感じさせます。 画像はWikipediaより。 pic.twitter.com/dIThXyfsWS

#世界の名言・珍言 ｢もう飢餓に悩む事もなく、足の苦痛も大家の取り立ても心配無用だ、今後はずっと無料の生活と寝床が待っている｣ ーアンカレヌス・ノトゥス（ローマ郊外の墓碑） 43歳で没した解放奴隷の苦難が伺え、同時に生きる事の重みも感じます。 画像はWikipediaより別の墓所。 pic.twitter.com/pLpHlWlqfO

#世界の名言・珍言 ｢なかなかに　世にも人をも恨むまじ　時にあはぬを身の科(とが)にして」 ー今川氏真 自身の境遇を己自身の責任と捉えた句ですが、近い境遇だったレピドゥスも見ると、｢敗者｣の｢晩年｣がどんなものだったのか想像を掻き立てます。 画像Wikipediaより。 pic.twitter.com/kawbV5AfLM

#世界の名言・珍言 ｢ああ、ギリシアに根付く文化の何とおぞましい事か｣ ークレイトス(プルタルコス『英雄伝』アレクサンドロス.51) エウリピデス『アンドロマケ』の一節を引用した批判で｢一将功成りて万骨枯る｣の意。いつの時代も功績を分かち合う事が重要だと実感します。 画像はWikipediaより。 pic.twitter.com/O5T9UbNsIT

#世界の名言・珍言 ｢ソ連人技術者の手取りは？｣ ｢何故ならアメリカでは黒人が迫害されているからです。｣ ーアメリカ人とソ連人の問答 ソ連がアメリカを批判で所謂｢DD論｣を持ち出す事への皮肉。否定ばかりでは適性な判断が下せなくなるという意味で重い言葉に思えます。 画像はWikipediaより。 pic.twitter.com/CDf7cKjBpu

#世界の名言・珍言 ｢選挙期間中のみ自らを良識者に見せかける輩では、地位に相応しい振る舞いは望めまい。だが、私の名誉ある生涯は、善行を習慣にしたのである｣ ーマリウス(サッルスティウス『ユグルタ戦記』85) 何気ない振る舞いこそ見逃してはならないのかもしれません。 画像はWikipediaより。 pic.twitter.com/161mwzRLMT

#世界の名言・珍言 ｢彼らは奴隷、我々は自由民であるが故です｣ ーエウリピデス『アリウスのイピゲネイア』(1401) ギリシア人の他民族への差別意識を表す一節ともされますが、勝利のため自ら生贄となる決意から出た言葉でもあり、｢信念｣について考えさせられます。 画像はWikipediaより。 pic.twitter.com/TnBeA2vG02

#世界の名言・珍言 ｢これを終わりなどと捉えてはなりません。まだ始まったばかり、これは我々が最初に口へ入れる苦杯の一口目、ほんの序の口に過ぎないのです｣ ーチャーチル ミュンヘン会談後の警告。必ずしも終わりを自分で設定出来る訳ではない点は心に留めて置きたいです。 画像はWikipediaより pic.twitter.com/mSPs7VqE7A

#世界の名言・珍言 ｢貴殿がローマと敵対する限りその男を確かに信じ最も誠実な賛同者とされよ。だがローマと和解し同盟を結んだなら讒言を聞くまでもなくその男を疑い警戒せよ｣ ーハンニバル(ポリュビオス『歴史』3.13) 信頼と疑念が表裏一体である事を感じさせる言葉です。 画像はWikipediaより pic.twitter.com/ke4nPC2gef

#世界の名言・珍言 「10年後を見据えるならば木を植えよ。100年後を見据えるならば人を育てよ」 ーホー・チ・ミン 戦争の勝利に10年、経済の繁栄に100年と解釈すると、「国家建設」が如何に遠大な事業かを感じます。 画像はWikipediaより。 pic.twitter.com/In9h5no258

#世界の名言・珍言 「貴公は私にとって当面のお荷物だが、貴公自身と国家にとっては永遠の厄介者である」 ー小スキピオ(フロンティヌス『戦術論』4.1) 堕落した部下への言葉。辛辣ですが、気に食わない人間と長付き合いせずに済む立場は大きな「特権」なのかもしれません。 画像はWikipediaより。 pic.twitter.com/02KvJ2grM5

#世界の名言・珍言 「だが出遅れた者に光栄は舞い込まぬぞ」 ーテミストクレス(ヘロドトス『歴史』8.59他) サラミスの作戦会議で総司令官エウリュビアデスを差し置いて発言した事を正当化した際の言葉。緊急時に手順や序列を無視する事の是非について考えさせられます。 画像はWikipediaより。 pic.twitter.com/LZZVuL5r1g

#世界の名言・珍言 「信頼無くば我らに存在意義無し」 ーリチャード・ヘルムズ(CIA長官) スパイは敵を騙す仕事ですが、味方に信頼されなければ成り立たないというジレンマは人間社会に潜む「矛盾」を感じさせます。 画像はWikipediaより。 pic.twitter.com/XHqM55U8Kb

#世界の名言・珍言 「これが彼らの追い求めた結果なのだ」 ーカエサル(スエトニウス『ローマ皇帝伝』1.30) ファルサロスの戦いで敵の敗走を見届けた際の言葉。敵への皮肉に聞こえますが、自身への戒めとも解釈出来、「決断」への重責を感じます。 画像はWikipediaより。 pic.twitter.com/NdrwPe9PS4

#世界の名言・珍言 「私の懸念は敵の策謀よりも、我々自身が判断を誤る事にある」 ーペリクレス(トゥキュディデス『歴史』1.144) 不用意な版図拡大を戒めた言葉ですが、ウクライナを侵略して陰謀論を振りかざすプーチン氏を見ると示唆に富んでいると実感します。 画像はWikipediaより pic.twitter.com/T6eBYHPzyr