写真は1955年2月17日、桐生の坂口安吾邸にて。急逝した安吾の遺体の前で呆然とする檀一雄。編集者の野原一夫氏によると、檀は安吾の死に顔を見つめたまま長い時間、身動ぎもしなかった。時折目線を天井に這わせ、また安吾を見つめた。#スズ裕也の文豪のお話　#檀一雄　#坂口安吾 pic.twitter.com/QLVBkLsOR9 x.com/suzukiyuya339/…

料理にも、愛人にも、太宰治や坂口安吾にものめりこんでいった檀一雄。ひとつのことに夢中になると歯止めがきかないタイプだったのかもしれない。1960年代初めのツイストブームの頃には毎晩、新宿のツイスト会場に繰り出し、憑かれたように夜明けまで踊ったという。#スズ裕也の文豪のお話　#檀一雄 pic.twitter.com/7EObLOwQDw

太宰治を偲ぶ桜桃忌は元々は仲間内の集まりだった。それを変えたのが檀一雄だ。1956年の桜桃忌当日、集まっていた太宰ファンに「中に入ればいい」と声をかけた。その翌年から口コミでファンが集まり、数年後には数百人の若者が集まるイベントになっていく。#スズ裕也の文豪のお話　#檀一雄　#太宰治 pic.twitter.com/MXS5p0Po4E

檀一雄が坂口安吾に急接近したのは太宰治が死を選んだ1948年頃からだ。檀は安吾の自宅をたびたび訪れ、飲んで語り合った。安吾がアドルム（催眠剤）中毒による鬱病で入院した際も見舞いに行く。退院後に安吾が静養した伊東にも何度も訪れ酒宴を開いた。#スズ裕也の文豪のお話　#檀一雄　#坂口安吾 pic.twitter.com/MaSXOPFrud

ほぼ寝たきりになった1951年10月、堀辰雄は福永武彦（写真）の作品「風土」を発表できるように新潮社に口添え。「風土」は無事52年7月に出版される。しかしそのころ辰雄は喀血が止まらなくなるほど病状を悪化させていた。ながら53年の正月を迎えた。#スズ裕也の文豪のお話　#堀辰雄　#福永武彦 pic.twitter.com/PnWG1N1ikh