#今日のいしぶみ 熊野那智神社仮宮(遥拝所) pic.x.com/U3ShYMJxlL

#狛犬めぐる #今日のいしぶみ 名取、熊野那智神社 お手してる？ pic.x.com/wRrmnUoYVs

#今日のいしぶみ 今日からボチボチ投稿してみます。 pic.x.com/Sle3AEIxti

#今日のいしぶみ 与兵衛沼 pic.x.com/KsJjDNw1mk

マジで良かった #今日のいしぶみ pic.x.com/ZGkhbRrfv7

というよりかは、小枝と八幡神社旧社地の間に挟まれた山の中に、件の板碑らしきものは立っているわけなんだが。……と、ここまで調べられたところで、件の碑がいったいどのようなものであるかはつゆも分からない。どう頑張っても、私の目には板碑にしか見えなかったというだけ。 #今日のいしぶみ pic.x.com/DicTOvQ4JF

どちらの板碑も、当地でみられる中では大型なほう。東方の和多田沼には建治年間銘の板碑もあったはずだ。というかホントカッコいい。この格調高く、深く彫り込まれた種子。未だに摩滅が少なく、ビシッと並んだ紀年銘や願文。高橋さんが恋人と呼びたくなるのも分かるわ。 #今日のいしぶみ pic.x.com/IIOUuZGtDZ

美里からもういっちょ。鳴瀬川沿岸には、中世の石塔も少なくない。下掲は順に、皎善寺の弘安九年銘大日種子板碑(1286)、長福寺の延慶三年銘阿弥陀種子板碑(1310)。完形ではないけれど、当地の中世板碑はガッチリ圭頭ではないと見える。であれば、一連の板碑形石塔のルーツはどこに…… #今日のいしぶみ pic.x.com/6GJdqkEsOF

して、この天明三年銘像には何と石工銘がある。尾っぽのそばに下掲の通り、「石工　安之」とある。もしや、この安之師こそが“遠田石工”の一人であるのか。……というのは、「遠田」と冠されているでもなし、他に作例を見つけているでもなし。相も変わらず、実態は霧の中。 #今日のいしぶみ pic.x.com/CFXaib0KpG

最初に挙げた狛犬さんには、その背中に「天明三癸卯年三月三日」(1783)の紀年銘がある。もし、この天明三年銘像が損壊した先代狛犬さんの代打ちであるなら……その先代さんと対になっていたであろう、半壊の狛犬さんはどれほど古いのか。安永ではあるまい。明和？ まさか……宝暦？ #今日のいしぶみ pic.x.com/fg7kTlUUBI

もう一基。損壊が激しいけれど、特徴的なお顔は残っている。太眉と繋がったぶっとい鼻っ柱に、丸く彫り出されて爛々と光る両目。控えめだけれど、パンチパーマっぽくもある鬣は、仙台狛犬の古手のものと似ているような気もする。姿勢は先の狛犬さんと同じだろう。刻銘は見られない。 #今日のいしぶみ pic.x.com/XQUV2OUyBm

健在なほうの狛犬さん。阿像と見てよろしいだろう。両前脚は前後していないけれど、腹の下はくり抜かれていない。耳は垂れて、鬣は髪の毛のよう。ゲジ眉で目は飛び出る。身をスックと立てるけれど、前傾姿勢でも胸を張るでもないお姿は、仙台狛犬っぽいと見える。 #今日のいしぶみ pic.x.com/DqyFE8rvuY

気付けたことのもう一つ。下掲は練牛の薬師堂の狛犬さん方。一目見て分かった。古いでしょ。そして、厳密には一対で建てられたものじゃないでしょ。多分造立年代はバラバラ。この機に改めて、じっくりと見てみた。 #今日のいしぶみ pic.x.com/g0V1pnZbHY

何故このリプツリーに、仙台の東っぱじの石塔が出てくるのか。というのは、先掲の文政十二年銘湯殿山塔(1829)も同じ書家が主銘を揮毫しているからだ。画像二枚目の通り「東華堂謹篆」という刻銘がバッチリ見える。直下には「石工東海林三之焏」銘も見える。 #今日のいしぶみ pic.x.com/xbgURPBFNm

眠気には勝てなかった続き。上下掲に挙げたのは、仙台市宮城野区蒲生・高砂神社の文政十年銘不動尊塔(1827)。極太の筆画で力強く刻まれた主銘「不動尊」が特徴で、境内に多く立ち並ぶ石塔の中でも一発で目立つ。この独特な書を手かげたのは、刻銘によると「東華堂」という書家らしい。 #今日のいしぶみ pic.x.com/HaYKyWihb0

つまり、立像塔という“一定の形態”とは異なる坐像塔・半跏像塔に、同じような特徴が出てくるかは分からない、ということ。具体例として、石巻市南境・金蔵寺の明和五年銘坐像塔(1768)を挙げてみる。寛政年間以前の刻像塔だけれども、天衣は……ご覧の通り。 #今日のいしぶみ pic.x.com/k7wVFSR0tr