#呟怖 私は道で偶然彼氏を見かけた。彼氏は独り言をいいながら歩いていた。まるで隣の誰かに話しかけているように。次の日、私は彼氏から別れてほしいと頼まれた。好きな人ができたから、と。私は気味が悪かったので、別れる事にした。数ヶ月後、彼氏の家族から彼の消息を尋ねられた。行方不明らしい。

#呟怖 学校帰りに、友達とよった駄菓子屋でボンタンアメを買った。くちゃりくちゃりと舌で転がすと友達が「痛い」と振り返る。その顔はトラックで轢かれたようにところどころひしゃげて、ぐちゃぐちゃだ。あんぐりと開けた口から、アメを落とすと、彼の首も落ちて絶叫した。

#呟怖 「すみません」 腹部に鈍痛がして手を見たら赤くなっていた。ハチ公前で待ち合わせていた俺に、見えたのは刺した男のネクタイ。早く逃げなければ。その意識だけが足を前に進める。だが、２歩も歩く前に転んでしまった。空が青い。ミサエに告げなければ。ここに来てはダメだと。

#呟怖 頭がぼーっとして先が視えない。と思っていたら、それは周りも同じのようだ。道ゆく人々はうつむきながら、手を前にだしてうつら、うつらと歩いている。ここはどこだろう？それにしても暗い。霞がかった通りは人であふれていたが、誰もみな、周りに対して無関心だった。

#呟怖 こっちのタグまでは入れられなかった｜_・)

抜け道としてでも認識されているのだろうか、田舎にしては交通量の多い道路。 横断歩道で轢き逃げが多発したため後から信号機が設置されたが、死者は減らなかった。 歩道橋が作られたが飛び降り自殺が増えた。 地下道が作られたが行き倒れが多発した。 今はそこへ至る歩道自体が封鎖されている。 #呟怖

「ノケモノ様」はあの山に棲み人を喰っていた何かだ。 元々は「山ノケモノ様」だった。「除け者」と同じ響きで呼ぶことで、言霊で自分たちを守ったと言う者も居る。 だが真実は異なる。「川ノケモノ様」と呼び替えたのだ。まぁ言霊ではあるのだろうが、今は山向こうの川で隣村の人を襲っている。 #呟怖

山間の渓谷にかかる橋。自殺の名所として有名だが、死者が出た話は聞いたことがない。 訪れてみると、飛び降りた人の想いを追体験した。彼女を死へと追いやった男が見えた。知人だった。 男を連れてきて突き落とす。川に到達する前に何かが男を呑み込む。追体験が始まる――同じ内容、別の知人で。 #呟怖

このお題で　#呟怖　を下さい☺️ 「黒椿侘助」 youtu.be/gDhcUFWNSB0?si… pic.twitter.com/9MsfatijCo

返信先:@natuhime72reina#呟怖 #怪談 #怖い話 #創作呟怖 #呟怖朗読 #怪談朗読 呟怖朗読させていただきました ありがとうございます youtube.com/shorts/D7_j6KN…

#呟怖 Ａは友達なのによく小遣いをくれる。そこで付いたあだ名が『おじいちゃん』だ。病弱でなかなか遊べないから不安なのかもしれない。 Ａは徐々に回復し、健康に関しては今では俺たちと逆転した。 金に厄を込めて落とす手法がある。 Ａがそれを俺たちで行なっていたと知ったのは、数年後のことだ。

裁縫なんて小学生ぶりだからね。苦心はしたさ。裁断もミシンがけもボタン付けも難しかったよ。でも一番大変だったのは、やはり、血抜きした君の皮膚を少しずつ剥いでゆく工程かな。おかげで素晴らしい服ができたよ。君で作った、君の皮膚であつらえた服を着て、僕は街に出る。君を、纏って。#呟怖

#呟怖(#返怖 可) 「最近、落ち着いて来たよね」 「心のコツを掴んだからかな」 「動物も傷めつけなくなった」 「気持ちに引き出しを付けた」 「どちらが本物って悩み解消」 「引き出しを使い分けてるし」 誰と話してるの〜？ 「独り言」 良かった〜と声 そう良かったよ 「誰も殺さずに済みそう」 pic.twitter.com/v5nkQxk2JJ

#呟怖(#返怖 可) 爺さんが帰らない 帰らないというか いつも家に居てる いや爺さんの家は 確かにここだけど 死んでるし 死後一年してから 初盆の時に戻って そこからずっとだ 死者の自覚はある 【涅槃は心地悪かった？】 【いんや良かったけど？】 理由は答えない 生前と同じ様に 祖母の側に居る

#呟怖 「キッヒッヒッヒ…私を出し抜く気だったのかい？」バーバヤガーがしわくちゃの顔をさらに歪ませて笑う。石うすに乗った鬼婆は大きく体をのけぞらせてキネを振りかぶった。小屋の支柱が砕けとび家が崩落する。「どこへ隠れた」建材に身を隠したが、鬼婆の裂けた口から匂う悪臭に眉をしかめた。

#呟怖 背筋が震えるような、物を擦る音。処刑人は、首斬り包丁を引きずりながら、肩に止まるカラスをなでる。おこぼれにあずかれると知って、鳥ははしゃぐ。鎖で手足を拘束され、刻一刻と迫る執行の瞬間。脳裡には、先に逃れた恋人と友人の顔が浮かぶ。私が死んだら、どうか彼女を幸福にして欲しい。

#呟怖 もう言い訳はできない。社長は牛刀を握って、部屋で待っている。成果を上げられなかった僕の首を“物理的に”斬るつもりだ。冷や汗が頬を伝う。せめて家族に遺書を書く時間を。無慈悲なベルが鳴り、命乞いも無に消える。震える手でノブを回すと、社長は初めて会った時と同じ笑みを浮かべていた。

#呟怖 指切りげんまん♫ ・ ・・ ・・・ 嘘つき♪嘘つき♬ 最後の最期は♪♬貴女の首切った♬♫♫♪

#呟怖 これで良いのかい？ それじゃあこの顔を持って行きな 今度は大事に使ってくれよ もう替えは無いからな 大体、コロコロ変えたせいで 元に戻りきらないじゃないか お前はそろそろ限界なんだよ もうここにも来ないでくれよ

#怪異町 #呟怖 一瞬 まるで昼間のように 明るくなった 辺りはすぐに漆黒の闇に戻る 先程の光により 照らし出された風景が 残像として目の前に広がる しかしわたしは 確かに部屋にいたはずなのに 目の前のそれは 国道の風景だった …あぁそうか 先程の光は 私にとって “最期”の光だったのか…

#怪異が本当に出る町　【急募】空き家で人形の帯を片付けるお仕事です。未経験者歓迎。注意、ご自宅にお人形をお持ちの方はご遠慮下さい。#呟怖

#呟怖 私は友人と一緒に禁足地とされている森に入った。その時には何事もなかったが、翌日から私はおかしな質問をされるようになった。家族や友人から「性格が変わった」「別人みたい」と言われるようになったのだ。禁足地に足を踏み入れてから、私は何が変わってしまったのだろうか。

#呟怖 霊能者には視力がないかわりに心の目が視えている。最後の客が帰ると戸締りをして一人食事の用意をした。TVは毎夜、連続殺人鬼の追跡番組を報道している。彼女には、犯人がわかっていた。しかしなぜか協力する気にはなれない。第２、第３の被害者が発見され、その度にまじないの力が強まった。

#呟怖「 いじめっ子の家の庭に忍びこんではさ、そこらじゅうにおしっこ引っかけてやるの。草木枯れるんだよね。いわば呪詛ってヤツ」「ウケる。いつの話？」「小一からずっと」「…え？」「呪いは続けなきゃ意味ないから」「うちらアラサーなんだけど。それもはやご褒美だろ…w」「だよねーッ♡」

わたしの人形　かわいい人形 双子の様でしょ　本当の双子よ 妹には右腕が産まれた時に無くて わたしがこの子に右腕をあげたの わたしの大切な人形になる約束よ 取れた右腕が目立たない様に彼女 自分の髪を添えてカバーを作った かわいい人形　優しい人形 お婆さんになっても一緒だよ #呟怖

#呟怖 顔面蒼白の今にも倒れそうな医者が、カバンから注射器を取りだし、バイアル瓶のゴム栓を刺した。中には血よりもドス黒い液体が入っている。針を刺すと中指で押子を引き、注射器内へ液体を吸い込ませた。か細い電灯がチカチカと点滅している。色を確かめながら彼は「それでは」と口元を緩めた。

#呟怖 「生きている人間とは久しぶりに会ったよ」片目を閉じ、半眼をギョッと見張った男がこっちへ来いと手招きした。壁に無数の扉がある部屋はエアコンが効いている。「こいつは相当のワルだったらしい」扉を開けた中身は、蜂の巣のように穴が空いた男の死体が。肩の刺青にはドクロが彫られている。

#呟怖(#返怖 可) 鏡の中に幽霊が 映る話があるが 僕の周りに霊障 らしい事は多く でも幽霊などは 鏡とか写真には 現れないんだと 見える子に話す 「たぶん、数？」 鏡の自分の後ろの 景色とかボヤけて 見えない事無い？ って訊かれて あると答えた 沢山過ぎて融合して 個々の顔が出てない と

#呟怖(#返怖 可) 子供が行方不明になって 街の古い碑の裏に地蔵が 建つ事が昔から続いてた で今回も地蔵が先にあって 皆、駄目だろうと諦めてた が警察が集落の一人を逮捕 遺体は彼の家から出て来た 前の犠牲者の親が カメラを仕掛けて 地蔵を監視してた 犯人は自分の 意思で無いと 言い続けてる

重たい鞄を抱え『終食活動』の会場へと向かう。 自らの家族を食い散らかし肥大化した醜悪な蟲の頭部はまだ人の形を残し、拘束されながらも大顎をガチガチと鳴らす。そこへ巨大な注射針を刺し、薬を注入する。 これでカフカ症候群から解放され人の意識を取り戻すだろう彼もまた自死を選ぶだろう。 #呟怖

暗くなって来たな 母ちゃんに怒られっぞ 近道行こか　こっちかな ダメだよそっちは　ズンズマリ 息止まりだ　帰るか ズンズマリ来るから振り返るな 俺達どうすりゃいいんだよ ズンズマリに喰われるんだよ あ〜ん　うわ〜ん！ お前ら…見付けた…ズンズマリ？ お巡りさん助けて！ #呟怖

#呟怖 何てこった、最近俺の田舎が　心霊スポットになってやがる 村人は気の良い奴ばかりなのに この前帰郷した時も細い路地で脱輪して用水路にハマったのだが　中から童が出て来て　車を持ち上げて助けてくれた お礼は何が良いかと尋ねると 胡瓜を流しといてと　用水路に帰って行った

#呟怖 毛虫が嫌いだから死角にいてもビビッと感知できる。 特技と言えるものだが、存在に気づかなければ平和だったのにというパターンもあって複雑な気持ちだ。 今日は特にそんな気持ちが強い。 久しぶりに会った友人。 姿は見えないが、そいつから沢山の毛虫の気配がする。 主に、腹の辺りから。

返信先:@H_J_D_J#呟怖 #怪談 #怖い話 #創作呟怖 #呟怖朗読 #怪談朗読 呟怖朗読させていただきました ありがとうございました youtube.com/shorts/cUtKnNK…

コンビニのバイト中、全身ずぶ濡れの男が店内に飛び込んでくる 「傘はありますか？」 そう問う男に傘売り場を案内し会計を済ませる 「ありがとう」 傘を差しながら店を出る男の姿を見送りながら首をかしげる ここ数日続いている快晴の日々 何故彼はあんなに濡れていたのだろうか #呟怖

酔っ払って帰っている途中古びた段ボール箱を見つけた 封がされたその中身がなぜだか無性にそれが気になり小脇に抱えて家に持ち帰る 翌朝、目覚めると蓋が空いた段ボールから部屋に向かって無数の小さな人の手形が伸びている 慌てて部屋中を探し回ったがその手形の主は見つけられなかった #呟怖

#呟怖 「いくら殺しても、殺し足りないの」女は血に染まった手を舐めながら、男をすがめてみる。彼はまっすぐ女の目をみて銃を構えた。「諦めろ！せめて自首するんだ！」 俯いた女は足元にくずおれた死体をなでて、ニヤリと笑む。銃声が轟いた。が、死体だと思っていた男が立ち上がり、刑事は倒れた。

#呟怖 写真屋には困り事があった。ここのところ、苦情が寄せられる。確認してみると、像がブレていたり、顔が鮮明でない。腕がにぶったな、と諦めて引退を決めた。翌朝、新聞のお悔やみの欄に、客の訃報が載っていた。思わずコーヒーをこぼしそうになる彼に「続けろ」と何者かがささやく。

#呟怖 姉が生きていた頃の話だ。彼女は毎晩、男に逢いにいった。しかしある日、相手が行方不明に。警察がいくら捜しても見つからず、泣きながら姉は心を病んで逝ってしまった。今年も墓前に花を供えつつ、花火をみて夏を迎える。姉さんはいつも私を虐めていたね。でもやっと私だけのものになったよ。