11月6日 ツワブキ(石蕗) #花めくり 暑さがおさまったと思うやいなや咲き始めた冬の花。薬効もあり食用にもなる。 出雲風土記に「つは」とあるそうで、江戸時代の日本最古の園芸書にも「つは　花黄色なり」と。じゃあさ、艶のある蕗からツワブキになったって説が後付けに思えてくるなあ。 pic.x.com/YRQEPgF0KG

11月5日 ホウキギク(箒菊) #花めくり 北米原産。花は小さいけれど可憐でかわいい。近縁種がいろいろあるけどまあ大体見分けられれば満足なので気にしない。 pic.x.com/sVFU9kxukq

11月4日 イクソラ・グランディフロラ #花めくり サンタンカ(10月10日)に似てるけどあちこちちがう。花弁が尖ってるのが一番大きな違いかな。 インド原産だけどミャンマーの国花だそう。 pic.x.com/PZnCYvn446

11月3日 アカバセンニチコウ(赤葉千日紅、アルテルナンテラ・レッドフラッシュ) #花めくり カラーリーフとしても美しいけれど、白い花が咲いてるとなおいっそう。シックな色合いが秋らしい。カサカサした花弁で長持ちするセンニチコウ(千日紅)とは別物。 pic.x.com/4odPkBJLe3

11月2日 イタドリ(虎杖) #花めくり 呪術廻戦、完結しちゃいましたね。自分はパパ黒と真希さんと腸相のファンですがもちろん虎杖くんも大好きです。 地味な植物だけど、若葉は傷薬として血止めや痛み止めに役立つそうな。で、痛みどり→イタドリになったって。やっぱりいいやつ！ pic.x.com/E3rf0waexC

11月1日 サワギキョウ(沢桔梗、宿根ロベリア) #花めくり 高原の湿地帯に咲く山野草だそうな。わたしは東山植物園で初対面。鳥が翼を広げたような形をしてる。 美しいけど全体に強い毒を持つ。横溝正史の『悪魔の手毬唄』に登場してるって。へええ。 pic.x.com/kEOxwUH0vo

10月31日 シラタマホシクサ(白玉星草、金平糖草) #花めくり あまりにかわいい名前。あまりにかわいい姿。なんとなく児童文学『星の牧場』のイメージに重なるんだ。馬のツキスミと星の草、ほら似合う。 東海4県（静岡・愛知・三重・岐阜）の一部湿地にのみ自生する絶滅危惧種。大事にしたいよね。 pic.x.com/QTjTPs3EtH

10月30日 メランポジウム #花めくり こんもりと群れて咲く。あかるく強くたくましいのに可愛らしい庶民派。和名はないけど黄帝菊と表記されることもあるそうな。帝を名乗るには親しみやす過ぎるかも。 pic.x.com/rte8Bng1uL

10月29日 オミナエシ2 (貫生現象) #花めくり 本来なら花序が出るべき場所に葉が出現。観察していたら葉からさらに花序が出て三段ロケットになった。 たぶん「貫生」だろうと見当をつけて植物生理学会に質問したところ「間違いない」とのお返事が来た。やった〜。 普通のオミナエシと三段のやつ比較 pic.x.com/NrFupHjBPs

10月28日 キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔、エンジェルズトランペット) #花めくり ダチュラと呼べば京極夏彦『姑獲鳥の夏』が連想される。華岡青洲が麻酔薬に使い乳がんの手術を行なった有毒植物のチョウセンアサガオ。キダチの方もかつて同種扱いだったのでまとめてダチュラと呼称される。 pic.x.com/cRx9xbG69K

10月27日 アレチハナガサ(荒地花笠) #花めくり バーベナの仲間で道端などにしげる雑草。荒野が似合う。地味なビジュアルなれどけっこういい風情だと思う。 ヒョロヒョロで、わずかな空気の動きにもむっちゃ揺れるため、写真を撮りにくいのが難点。 pic.x.com/iq6WmccmKt

10月26日 ウォーターバコパ(水バコパ) #花めくり ポピュラーな水生植物で熱帯魚水槽やビオトープなどにも用いられるそうな。葉にレモンの香りがあるという。確かめそこねたのでまた次の機会にトライする。 pic.x.com/YXOZLuCzNS

10月25日 ◯◯ザクラ(なんとか桜) #花めくり 昨日見たサクラ。十月桜………にしては花弁の数が少ないし葉っぱがわさわさ付いてるんだよなあ。冬桜にしては花が小さく葉が大きい。寒桜にはまだ早い。じゃあ四季桜の可能性が高いかしら。それともただの二度咲きかしら………わからない😅 pic.x.com/0dHIUkt3yp

10月24日 ヨメナ(嫁菜) #花めくり 万葉の時代から愛されている秋の花……だけどノコンギクの可能性も捨てきれない。 野菊類は難しい。見ただけでは同定できないなあ。 pic.x.com/seqsTQE9aB

10月23日 コセンダングサ(小栴檀草) #花めくり キク科っぽいけど舌状花がないなあ。退化したのかな………とか思えるようになったのは花めくってるおかげだな。何の役に立つわけでもないけど嬉しい。 pic.x.com/YMpV3nQx2z

10月22日 アメジストセージ(サルビア・レウカンサ、ベルベット・セージ) #花めくり ふっかふかのファーみたいなガクから花が突き出す。よくビロード状と表現されてるけど、この毛足はほぼ毛皮だよね。しかも紫。過激なファッションだ。 原産地由来でメキシカン・セージとも。 pic.x.com/2LBGEubn7p

10月21日 ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦) #花めくり よくグラウンドカバーに使われる。フェンスや階段の下などでもカーペット状に広がってる様子も見かける。 はるばるヒマラヤ辺りからやってきて今では世界中に。くす玉かポンポンみたいな花がカワイイんだよね。 pic.x.com/8wJd0GryNc

10月20日 キンモクセイ(金木犀) #花めくり 日本のキンモクセイは全部男の子。17世紀に中国から雄株だけが渡ってきて、その後は挿し木で増えたので日本にはオスの木しかない……って話、有名だけど不自然じゃないかな。 数百年もの間に雌株を輸入した人がいなかったとは思えないんだけど。 pic.x.com/skSYbvuOgy

10月19日 イヌヨモギ(犬蓬) #花めくり この黄色い花はなんだろうと調べたら最有力候補がヨモギ類。でも葉っぱの形状が違うしなあ。 で、もっぺん確かめに行ってきた。蔓延ってる茎をずっとたどって根元の方へ行くと分裂葉が！うん、たぶんイヌヨモギだ。 pic.x.com/Hx0kHny9nq

10月18日 セイタカアワダチソウ(背高泡立草) #花めくり 北米原産。もともとは観賞用として持ち込まれた。繁殖力が強いこともあって雑草の代表みたいになってるけど、確かにちゃんと見ると美しいんだ、これが。 pic.x.com/JAc1BZawN3

10月17日 ショウジョウソウ(猩猩草、サマーポインセチア) #花めくり ひと目でわかるポインセチアの仲間。あっちの和名はショウジョウボクで低木扱い。こっちのは草だけど、両方ともトウダイグサ属。どちらの和名も赤い姿の想像上の動物・猩猩に由来。能の演目にもあるね。 pic.x.com/akOm0juOgZ

10月16日 ヒガンバナ(彼岸花、曼珠沙華) #花めくり 土の中からシュンと立つ。 その緑の茎のてっぺんの。 血の花火。 　　(草野心平「曼珠沙華」より) ヒガンバナの外見描写はこの詩が一番だと思ってる。文末にすべて句点がつくのは抵抗あるけど。 pic.x.com/tUt8fuoFhB

10月15日 ピーマン #花めくり なかなか迫力のある花。でも日照や水・肥料が不足すると雄しべより雌しべが短い「短花柱花」が多くなり結実しにくくなるそう。ナスも同様だって。 ピーマンを畑で放っておくと赤くなる。これ知ったときはびっくりしたなあ。 pic.x.com/uvPDvCbc38

10月14日 ピンクノウゼンカズラ(桃色凌霄花) #花めくり オレンジのノウゼンカズラは暑苦しく見えるときもあるけど、こちらならたぶん大丈夫。濃い色のもあるみたいだけど、この薄いピンクがいいなあ。小さめの花が可憐。 pic.x.com/QIsXFvPKLk

10月13日 トケイソウ(時計草、パッションフラワー) #花めくり 奇想天外な造形！3つに分かれた雌しべを時計の長針、短針、秒針に見立てる。仲間が500種類ほどいてパッションフルーツはそのうち一種の果実。 pic.x.com/nzdvKb2pDQ

10月12日 メリケンカルカヤ(米利堅刈萱) #花めくり イネ科を知りたい！と思ってしまったので、鉢に生えてくる雑草を抜けなくなった。 ひょろひょろ直立してすっかり大きく。長白毛の生えてる総が鞘状の総包に包まれてる。 pic.x.com/m4XrPcWydB

10月11日 スイフヨウ(酔芙蓉) #花めくり 朝は純白で陽が高くなると酔ったように紅色に染まる。午前中に見に行けば白い大輪の花が拝めるのに、目にするのはいつも紅くなってから〜 pic.x.com/vwmrvEPXQG

10月10日 サンタンカ(山丹花) #花めくり 沖縄とか台湾とかでよく見る熱帯の花。7月7日のクササンタンカ(ペンタス)とは違って低木。 花冠の隙間に張り付くようにつく４本の雄しべがおもしろい。 pic.x.com/dvPg1liXg1

10月9日 コバノセンナ(小葉の旃那) #花めくり 南米原産。熱帯の花だけど耐寒性もあるそうな。でも本州では落葉しちゃうそう。本来は常緑樹。 10月から冬にかけて寂しくなる庭を彩る花。温暖化が進むいま見かける機会が増えそう。旧属名のカッシアやインカの輝きという商品名で流通していることも。 pic.x.com/sDXHqlX0Ge