ここで、古代ローマを舞台にしたブロードウェイミュージカルの台本をご覧ください。 ヒロインの紹介 フィーリア　処女 #１日１戯曲 pic.x.com/nxBfrra0hm x.com/HlNAsama/statu…

先週の読書実績 トム・ジョーンズ「ファンタスティックス」 ハーヴィ・ファイアスティーン「トーチソング・トリロジー」 #１日１戯曲

ハーヴィ・ファイアスティーン「トーチソング・トリロジー」読了。本当に感動したわ。ゲイのアーノルドとバイのエドの一大恋愛戯曲。出逢って、恋をし、別れてべつの相手と結ばれ、そして死別や生別を経てまた暮らそうとする。性別以外同じ生き方の母親は分かってくれない。でも希望は残る #１日１戯曲

ファイアスティーン「トーチソングトリロジー」第二部「子供部屋のフーガ」読了。 文学上の同性婚で一番感動的な場面を見た気がする。同性婚の契約文書、１行しかない。意見の合わない条項は削ったら、犬の散歩と餌やりの取り決めしか残らなかった。すごく平等で、すごく好き。 #１日１戯曲 pic.x.com/IuHZ1BVMUX

トム・ジョーンズ「ファンタスティックス」読了。一幕目のハッピーエンドのあと、仕込みがバラされて別れる二人。だけど世間の波は冷たくて厳しくて。二幕目は抽象的で、しかし意味は完全に分かる。理想に破れて現実に落ち着いた時、二人は互いに必要だと気付くのだ。 #１日１戯曲 x.com/MasterDs2_3/st…

先週の読書実績 馬伯庸「両京十五日」① トム・ジョーンズ「ファンタスティックス」（途中） ハーヴィ・ファイアスティーン「トーチソング・トリロジー」（途中） #１日１戯曲

「ファンタスティック」ロスタンの「レ・ロマネスク」の翻案。ロミオとジュリエットみたいな話かと思いきや、カップルの親同士は親友で、交際を妨害し、子供の反抗心を利用して、むしろ二人をくっつけようとするという筋書き。作為的過ぎる(笑) #１日１戯曲

ハーヴィ・ファイアスティーン「トーチソング・トリロジー」を読み始めました。 これも有名なゲイ・プレイ（同性愛演劇）ですね。第一部は「インターナショナル・スタッド」（世界的種馬） こういう○部作形式の戯曲は一本と数えるべきか、三本と数えるべきなのか少し悩む。 #１日１戯曲

返信先:@woooboysエロゲーを遊びながら萌え絵叩きしてるから呆れたんですよ(笑) 文学のオススメを知りたければ、下のタグを掘ってください。 #１日１戯曲

ラーゲルクヴィストは、1951年度のノーベル文学賞受賞者なんだよな。日本ではほぼ無名だが。今回読んで、それだけの書き手ではあるなと思った。抜群に良かった。 #１日１戯曲 x.com/MasterDs2_3/st…

今週の読書実績２ エデュアルド・デ・フィリッポ「友情」 ペール・ラーゲルクヴィスト「人間を生きさせたい」 ハーニック&ボック「アダムとイヴの日記」 ハーニック&ボック「女か虎か」 ハーニック&ボック「パッショネラ」 #１日１戯曲

ハーニック&ボック「パッショネラ」読了。スターに憧れる貧しい煙突掃除婦がテレビの妖精の力で大変身するというシンデレラ譚、私はクリィミーマミも連想しちゃうな。この手の話としてはオチは最高に優しくて幸せ。煙突掃除婦時代を恥じてないのもぐっと来た。そうこなくっちゃ。 #１日１戯曲

ハーニック&ボック「女か虎か」読了。ストックトン原作の有名なリドルストーリーだが、王女は愛人を他の女に渡すのか、虎に食い殺させてしまうのか。後者に違いないと私は思うのだが、愛を見誤っているのかも知れない。それに第３の道だって有って良いのではないか？ #１日１戯曲

ハーニック&ボック「アダムとイヴの日記」読了。失楽園は本当の悲劇ではなかった。アダムにとっての本当の悲劇は愛してくれたイヴを失う事だった。だからアダムはイヴが大切にしていた花に水をやる。イヴの生前、アダムには決してその価値が分からなかった花畑だったのだ。 #１日１戯曲

最悪の第一印象のアダムとイヴ #１日１戯曲 pic.x.com/Rvn3vwJY5I

ラーゲルクヴィスト「人間を生きさせたい」読了。人々の悪意で非業死を遂げた有名・無名人の告発劇。レジスタンスの少年、リンチに遭った黒人、ジョルダノ・ブルノ、ジャンヌダルク、パオロとフランチェスカ、イエス。死ぬべきでなかった彼らがなお「人間を生きさせたい」と願うのが感動的 #１日１戯曲 pic.x.com/gQOu4icuud

エデュアルド・デ・フィリッポ「友情」読了。死に瀕したバルトロメオ、見舞いにきた友人アルベルトは、バルトロメオが会いたいと願う伯母、戦友、黒人の友達、公証人に変装して調子を合わせるが、アルベルト本人に会いたいとは言わない。やがてバルトロメオはとんでもない告白をする…… #１日１戯曲

今週の読書実績 ロナルド・ハーウッド「ドレッサー」 ポール・ラドニック「ジェフリー」 M・W・クレイヴン「ボタニストの殺人」上下 ジョン・オズボーン「怒りをこめてふりかえれ」 アルチュール・アダモフ「タラーヌ教授」 サミュエル・ベケット「燠火」 馬伯庸「両京十五日①」（途中） #１日１戯曲

サミュエル・ベケット「燠火（おきび）」読了。頭の中に鳴り響いて止まない波の音。ヘンリーはそれを掻き消すためか亡父のある雪の夜を想像する。友人の医師にクスリを求めて足掻く敗残の父の姿を。妻エイダとの娘アディの話や取り留めのない回想。明日は水道屋が来る。その後の予定はない #１日１戯曲

アルチュール・アダモフ「タラーヌ教授」読了。タラーヌ教授が身に覚えのない露出行為や軽犯罪に問われ、学会からも招待を拒絶されるという不条理劇。誰も彼の存在価値を肯定せず、警官からも置いてけぼりにされる。結末において露出の破廉恥行為は原因ではなく結果だと示されるのが見事だ #１日１戯曲

ジョン・オズボーン「怒りをこめてふりかえれ」読了。怒れる若者ジミーの不平は上流階級、教会、社会、世のあらゆるものに及び、その罵倒は妻アリソンにも向かう。耐え難くなったアリソンは友人ヘレナの助けもあって妊娠したまま家を出て行くが、ヘレナはジミーとくっついてしまう… #１日１戯曲

返信先:@j_godfather他1人フェミニズム系なら「リューシストラテー」「クラウド９」「メアリー・ステュアート」（マライーニ版）「シャーリー・ヴァレンタイン」「オレアナ」 同性愛系なら「ベント」「真夜中のパーティー」「ジェフリー」あたりね 俺も勉強中だがこの辺をちゃんと活動家の人は押さえてるのかな #１日１戯曲

ポール・ラドニック「ジェフリー」読了。エイズ流行に怯えるゲイのジェフリーはスティーブに出逢い、恋に落ちるが、彼はエイズだった……。作者は「女の平和」や「恋の骨折り損」との共通性を指摘するが、ナチ収容所内の同性愛を描く「ベント」にも通じると思う。強制された純愛なのだ。 #１日１戯曲

二年近く刊行が途絶えていたハヤカワ演劇文庫で、ヨン・フォッセの新刊が出るというのが、ノーベル文学賞恐るべしという感じ 演劇文庫の新刊で、アンソニー・シェーファーの「探偵〈スルース〉」と、アイラ・レヴィンの「デストラップ」も刊行してくれませんかねえ… 　 @Hayakawashobo #１日１戯曲

『奇跡の人』読了。遂にたどりついた有名過ぎるクライマックス。鬼神を泣かしむとはこのような場面だろう。 #１日１戯曲 pic.x.com/75QUqWwB9j

『ガラスの動物園』読了。姉ローラが憧れの人ジムの優しさに解きほぐされる場面では涙が出て来た。その恋は結局は儚い夢に終わるのだが。現実世界では廃人になってしまった姉につかの間の夢と恋を見せて上げるというのも文学の効用だろう。それを俺は無意味無益な逃避だとは思わない。 #１日１戯曲 x.com/MasterDs2_3/st…

ユージン・オニール『夜への長い旅路』読了。シェイクスピア以外では一番好きかも知れず、遂に「巡り合った！」という感動。作者の自伝的家族劇だが、それぞれ闇と傷を抱えた家族が本音を劇的にぶつけた後に、恐る恐る後退して気遣う様に崩壊しつつある家庭になお残る温かさを感じる。 #１日１戯曲 x.com/MasterDs2_3/st…

マイケル・フレイン『コペンハーゲン』読了。1941年のハイゼンベルクのボーア訪問、対談内容は何だったのか。枢軸国と連合国の原爆開発競争の中で、ハイゼンベルクは意図的にサボタージュしたのか。ハイゼンベルク、ボーア、ボーアの妻、既に死せる三人が生前の謎に挑む亡霊たちの会話劇。 #１日１戯曲